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カマスの骨のカンテレ

2006-12-27 22:59:54 | kantele
今月半ば、Lani K. Thompsonの編集による、5弦カンテレの新しいソングブック
”Fishbone"が届きました。

表紙には、魚のあごの骨を使ったカンテレの写真。
ヴァイナモイネンが最初に使ったカンテレは、こんな形だったのでしょうか。

5弦のための新しい曲からフィンランドのトラッドやアメリカのフォークソングなど、53曲が収められています。
いずれの曲もDかDmのレギュラーチューニングで弾けます。

http://kantelemusic.com/



木の色たち

2006-12-26 12:32:15 | review
 冒頭のきらきらっとしたカンテレにまずはっとする。

 アコーディオニストMerja Ikkelaのアルバム、"Puuvareja”(Wood Colours)は、アコーディオニストとしてより、むしろ作曲家・編曲者としてのMerjaが前面に出た一枚。
 フィンランドの古い叙情詩集”Kanteletar"の詩や、現代の詩人Marja Kurkelaの詩を、Merjaがトラッドの風合いを強く感じさせる美しい曲にのせ、フィンランドトラッドではよく知られた女性ヴォーカル、Saana-Kurkki Suonioの印象的な歌声をフィーチャーしている。
 アコーディオン、カンテレのほかチェロ、エレクトリックギター、ベース、キードフィドル、サックス、笛のアンサンブル。

 カンテレはEva Alkula。カンテレがヴォーカルやほかの楽器とどのように絡むかという美しい例のひとつ。

PUUCD-001 (KICD-93), Kansanmusiikki-instituutti, 2004

http://www.cdroots.com/finn-puuv.html

メリークリスマス!

2006-12-24 15:58:00 | diary


 冬至の一昨日から雪が降り続き、屋根も木々もすっぽり雪をかぶり、美しいホワイトクリスマスになりました。

 アドベントという言葉はアドベンチャーと同じ語源を持つ言葉で、「何かが起こる」という言葉から来ている、というお話を先日聞きました。雪に覆われた真っ白な風景は、よいことが起こるのを待つ静寂と希望に満ちているよう。
 クリスマスカードを書きながら、しばらく会わない人を思ったり、今年のことをいろいろ振り返ったりするのはよい時間でした。

 今日はクリスマスイブ。こあららと一緒に、今日になってようやくクリスマスクッキーを焼きました。

 今年の感謝を込めて、メリークリスマス!!!
 皆様、よいクリスマスをお過ごしくださいますように。
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牧人羊を

2006-12-21 05:03:03 | diary

 好きなクリスマスソングはたくさんあるけれど、「牧人羊を」も大好きな歌のひとつ。歌うとなぜか途中から涙声になってしまう。

 羊飼いになりたい、と昔から思っていた。飼っている羊の毛を刈って紡いだり編んだりフェルトを作ったりという生活がしたいなあ、と思っていた。
 私の母が子供だったころには、家で羊を飼って自家用にホームスパンの布を織ったりするのが北海道の田舎ではわりとありふれたことだったらしい。毛の油で鋏がすぐ切れなくなってしまったことなど話してくれるのを、子供心にうらやましく聞いていたものだ。

 カウスティネンの楽器博物館を見学したとき、5弦カンテレの先生だったアンティ・ケットゥネンさんが案内してくださって、ウィローフルートや角笛などいろいろな笛を見せて説明してくださったり、ときどき実際に吹いてくださったりしながら、「ほら、羊飼いは羊を放牧しているあいだじゅう、楽器を作ったり奏でたりする時間がたっぷりあったから、こういう楽器が発達したんだね」とおっしゃったときには、心底、羊飼いになりたいと思った。

 アンティさんは5弦カンテレのミックススタイルの名手で、アンティ・ラントネンのマズルカや熊まつりのポルスカを彼に教えていただいた。懐かしい。