河童の茶屋

雑音に惑わされず
余計なことを考えず…日々、これ好日と信じて…
一期一会の出会いを楽しみましょう

第1730弾・こんな話、そんな話

2011年05月29日 07時51分58秒 | Weblog
本日の天気予報・気温は18~20度。転校は雨。

韓国でもベトナムでも
母語しかできない人は次第に
大学のポストがなくなりつつある・・・そうです。

その中で、日本だけが例外的に
土着語だけしか使用できない人間でも
大学教授になれ、政治家になれ、官僚になれる。
これは世界的に極めて例外的なことです。

それは、英語やフランス語で論じられることは
ほぼ全部、日本語で論じることができるから。

明治初年、日本は英語、フランス語、ドイツ語で書かれた大量の文献を翻訳した。
その過程で、わずか20年ほどの間に、
現在私たちが使っている、自然科学、社会科学関連の術語のほとんどは
訳語として作られた。

『自然』も『社会』も『科学』も
彼らの発明です。
福沢諭吉や加藤弘之のような学者が
次々と試訳をつくり
その中で使い勝手のよいものが残った。

フィロソフィーに『哲学』という訳語を充てたのは・・・西周です。
彼はそのほかに、『主観』・『客観』・『命題』・『肯定』・『否定』・『理性』・
『悟性』・『現象』・『芸術』・『技術』などの訳語を作り出しました。