小春日和

58歳・おひとりさまの日々雑感(*^^*)

工賃

2020年10月13日 19時58分00秒 | 子どものこと
フォローさせてもらってる方のブログを読んでて思い出した


息子の就労の話


特別支援学校を卒業し
就労支援B型事業所に決まった
時給100円
一日働いても 800円     1日5〜8時間労働
昼食代    300円
バス往復   500円  差引きゼロ これが障害者の就労の現実
月の工賃から行事積立とかも徴収

バス代は私が負担、本人には5000円〜10000円ほどの収入

初工賃(初給料)8000円ほどで
お世話になった先生にプレゼント
和菓子屋さんのドラ焼き 2個
カステラ  3枚
コーヒー好きの先生にコーヒー豆100g
ビール好きの先生にビール券1枚
それぞれ渡したり送ったり

皆さん、障害者の工賃の低さを知ってるから
涙ぐんでもらってくれたり
コーヒー豆の先生は、香りがなくなるまで香りを楽しんで
それから特別な日に味わって飲みます
ビール券の先生は、もったいなくて交換できない
ずっとビール券を大事に持っておくと

仕事したら、アイスクリーム奢ってねと話した相談の先生は
遠方に行かれてしまったので
事業所で育てた野菜を送ると
何度もありがとう、ありがとうと返事をくださった


先生のお世話になってる頃は
働く姿を想像できなかった
ただ目指してただけ

障害者の未来がさほど明るくない
厳しいということは先生方も充分わかっている
だからこそ、感動してくださる

特別支援の先生は
卒業しても愛情を注いでくださる
いつも気にかけてくださる
そんな縁があることが財産で
いい報告は欠かさずしている

私にとっても心の支え、財産



卒業後6年
事業所は3つめ
時給100円の事業所は
1年半経過後、おかしいと思い始め探っていくと
不正だらけだった
積立金とかも過剰に取り余ってた
本人は皆勤なのに、毎月休みを作り休日加算を不正に請求
他にも、やってないことを不正請求
市に訴え、莫大な不正が発覚
それでも、事業所も市の担当も
あれは、不正ではなく、不適切で処理しました
詳細も教えてはくれなかった
面倒くさいのか、理事長と駆け引きがあったのか
でも、莫大な不正受給は一括で返せず
何年かかけて、分割で返金ということで通報は意味がありました


2つめは
理事長に障害があり
障害者の気持ちがわかるとか
就職できるように支援しますとか、、、そんな言葉に騙され
就労計画が何度も変わる、何度も延長される
どうなってるのか!と聞くと
もう来月で退所してくだい
無茶苦茶な事業所だった
障害者が障害者を食い物にする
金目当てのサイコパス理事長だった


今、ようやく、落ち着き
真剣に就労支援取り組んで
工賃明細も細かく
最初の工賃の倍近くになってる
建物は小さく古いけど
すごく頑張っている事業所



今は、就労目指しましょうといろんな会社に実習に行ったり頑張ってます

一般のお給料が、僅かでももらえるようになったら
また、先生方に報告したいと思います






コメント (6)

付き添い

2020年08月07日 21時23分00秒 | 子どものこと

息子が県のリハビリセンターでの資格研修に参加することになり
初日の今日、一日付き添いというか待機

バスで30分ほど
自分でバスも乗れるけど
初めての場所は緊張して動揺するので
初日だけ、一緒に行動
研修室まで行って
「じゃぁ、一回出るからね」と言うと
「わかった」(出ていけばいいやんの雰囲気)
お昼までの2時間…待機と言っても暑かった🥵
別の施設もあるけど長居できず
近所を歩いたり

昼食時に様子を見に行き
昼食のお弁当を買い
「じゃぁ食べよか」
「いいわ、僕、教室で食べる」(お母さん、邪魔!という雰囲気)
そうですか…と教室の隅で食べさせてもらい退出

3時間ほど待機になるから
バスで15分ほどのショッピングセンターに行き
ブラブラ

大きな本屋さんに入ったものの
なんせ田舎者
本は、図書館かAmazon
あまりの本の多さに圧倒されながら、語彙力の本を1冊買う
雑貨も見たけど、欲しいものはなし
服もバーゲン中、どこに着て行く?行く所ないからいらない
スターバックスを見つけ、ひと休み

またリハビリセンターに戻り待機
笑顔で出てきたので、3ヶ月の研修も行けそうです

漢字も読めないレベルなので
読める字をキーワードにしながら
乗り物は感覚的に乗ってると思う
小学生からの乗り物練習の長い長い積み重ねです

道や景色はすぐ覚えてくれるので
一緒に行動して教えていけば何とかこなしてくれます

小学生の頃は買い物練習にお金を教えるのに時間がかかったけど
今は便利な「電子マネー」があるから助かります

お母さん、この子は何にもできませんよ
諦めてくださいねと3歳児健診で言ってきた職員がいたけど

結構、何でもできるようになりました
自転車も乗れます
1人でバスにも電車にも乗れます
スポーツも下手だけど好きです
毎日、ひとりで散歩して楽しんでます
家事手伝いも日課です
資格をとりに行く推薦も受けて取得できそうです


可能性は誰にでもあります

3歳で子どもの可能性を否定し親を絶望させるような方は
健診に関わらないようお願いしますと市に通報しました



3ヶ月後、修了証書をもらい成長している姿を楽しみにしときます


今日の歩数





コメント (3)

障害児の親

2019年10月06日 10時23分00秒 | 子どものこと
今から20年前の息子の3才児健診
「発達に問題があります」と言われた

夫に告げると
「全てお前のせい!お前が責任とれ!」

姑は
「うちの息子は関係ない!あんたや!」

今だったら
何を言ってるんだ!
子どもはひとりで生まれない!
責任とれとか、関係ないとか、アホか!と思う
その頃は、ただうろたえ、落ち込み、泣き暮らしてた

今になれば、そういう無責任な親族には関わってもらわなくて良かった
心ある理解者に助けられ支援された方がずっと良かった

息子は、トイレの失敗が小学2年生まであった
夫は子守りさえしてくれなかった
失敗しなくなった4年生くらいから
連れ歩くようになった
障害児の父アピールしながら歩いてた

障害児というタイトルのある行事、集まりには一切参加しなかった
夫は、昼寝か遊びに行ってた
高校は特別支援校高等部に行ったけど
支援校の敷地にも入ってない
支援校に近づいてもない
息子もイベントがあっても小学生の頃から
「おとうさんは、いらない
 ◯◯先生がいてくれるから、いらない😊」と
おとうさんは家だけのおとうさんだった


結果、離婚


大きな原因はDVだけど
障害について学び前進していく中で
温度差も開ききり
いつか別れるんじゃないかと思ってた


障害児がいると
親は健気に頑張り生きていくと思ってた

現実は違う
高等部ともなるとシングルが多い
受容できない父親が多いように思う
シングル関係なく、子どもに無関心な親もいる
学校、先生に丸投げの親もいる

父親が母親と寄り添い子どもを育てている方は尊敬する

最近は、障害児のパパの活動もできてきた
素晴らしいことだと思う


出生前診断もなく
全ての命が尊重される社会になって
誰もが生きやすくなることを願います❗



コメント

今さら新聞

2019年10月05日 10時45分39秒 | 子どものこと
成人した知的障害の息子と二人暮らし

新聞離れせず新聞をとってる
地域情報中心のローカル新聞

息子の発達検査年齢は4.5歳
文字の理解は幼い

しかし、地域の情報を知りたい!
大好きな車の広告を見たい!
それで、読もう❗として文字を追う
毎日、とりあえず新聞をめくる
日々の情報を更新することは脳にも刺激になる

学校を出ても成長する

医学的には幼児でも
自分の興味関心のあることは
健常者並の知識をつけていく
知りたいから、文字を覚えていく
読める字が増えていけば世界も広がる

成長を諦めてはいけない

大切なことは
興味をもつことを見つける、伸ばす、広げる

これは、私も同じ
新聞を読んで脳をアップデート
漢字を見る、読む
地域を知る

ボケ防止


わが家の支援ツール😊

コメント

ハンディ有りの息子~銀行~

2019年08月13日 14時11分49秒 | 子どものこと
息子は知的障害者

お互い休みのお盆休み
銀行に行った
ささやかなお金を定期に預ける
障害者手帳を見せると

かわいいお姉さん行員さんが
丁寧に預入証の書き方を誘導してくれる
ここに口座番号を書いてくださいと
数字をひとつひとつ読んでくださる
息子は、頬を赤らめながら真剣に書いていく

できた❗

銀行なんか信用できない❗
嫌いだ❗と言ってたのに😄


電子マネーもワオンカードを使えるようになった


何もできない
何もわからないと育ててきたけど
それなりに成長し
便利なものができてきた

高齢化社会は障害者にも暮らしやすくなる
障害者雇用問題
障害者が国会議員になる

まだまだかも知れないけど
変わることを願い
声をあげ続ける❗

そうやって社会は変わっていく

何にもわからりませ~ん😭と困らないよう
「僕、知ってる😊」という力をつけていってやろうと思います✨

コメント