金田博美

「祖父に逢いに行く」フィリピン慰霊巡拝団に参加して
www.amazon.co.jp/dp/4434286900

2022年2月6日 青木零未著「独りよがり」

2022-02-06 15:13:37 | Weblog
2022年2月6日 

青木零未著「独りよがり」をkindleで読む。

ストーリーの展開が早く登場人物の伏線も鮮やかで、最後は意外性もあり面白かったです。

☆彡関係ないけど 村上春樹
➣1973年のピンホールより
・人は慌ててドアを開け、追い、ちょっと待ってくれ、ひとつだけ言い忘れたことがあるんだ、と叫ぶ。でもそこにはもう誰もいない。ドアを閉める。部屋の中には既にもうひとつの季節が椅子に腰を下ろし、マッチを磨って煙草に火をつけている。もし言い忘れたことがあるのなら、と彼は言う、

2022年2月6日 母の思い出・恵方巻

2022-02-06 14:54:30 | Weblog
2022年2月6日(日)曇り

今年の恵方巻の方角を携帯アプリで確認し、北北西に向いて一本かぶりつく。

子供のころ方位磁石の思い出は遠足の時に持っていく、水筒の蓋の上に申し訳なさそうに小さくはめ込まれて、優柔不断に方角を変える方位磁石の思い出がある。

恵方巻でも思い出がある。

おふくろが存命中の恵方巻だ。おふくろは恵方巻を一本そのままではなく、小幅に切られ皿に並べられていた

記憶がはっきりしないが、おふくろの手作りの恵方巻だったのかもしれない。

当時、海苔巻きは店に売ってなくて、どこの家でも作っていたと思う。

恵方の方角とか、まるっとかぶりつくとかはできないが、その時分の恵方巻の認知度はその程度だったと思う。

おふくろにとってはただの海苔巻きだったのだろう。

でも、それで良いのかなと今は思う。

海苔巻きは、きれいに切られたところよりも、両端の具がはみ出たところがおいしかったことも思い出す。

☆彡関係ないけど 村上春樹
➣1973年のピンホールより

・死んだロープを手にしたまま彼は薄い秋の闇の中を彷徨った。墓地を横切り、川を越え、幾つかの扉を押した。しかし死んだロープは彼を何処にも導かなかった。



2022年2月6日 柳家小三治師匠

2022-02-06 14:34:44 | Weblog
2022年2月
6日(日)曇り
 昨夜は冷えたので寝る時にはオイルヒーターだけつけるのだが、エアコンの暖房も併用して寝る。

エアコンは室内が乾燥して喉が痛くなるのだが、AI自動運転にしていたら、風も弱く音も静かでほとんどのどが痛くならずに眠れたが、3回トイレで目が覚めたのが残念。

昨夜、柳屋小三治さんのビデオを観る。

81歳で2021年10月に永眠された。

その年の正月明けの独演会を収録したものもあったが、まさかその年の10月に亡くなるとはゆめゆめ思ってはいなかったろう。

私たちの一生を閉じるタイミングだって同じだ。

今こうやって日記を書いているが、途絶える時がいずれやってくる。

ただそれがいつなのか分からないから、今日も穏やかに日々を暮らし、確実に明日が来ると確信して、そういった日々が繰り返すものと思っている。

そして繰り返しがエンドレスでないことも確証している。

そうやって日々を面白可笑しくやり過ごしている。

少し前までは、東京でオリンピックが開催されるまでは生きなければ、それが過ぎれば初孫が成人なるまでは生きなければと思っている。

オリンピックだってテレビで見るだけだったし、初孫の成人式だって、お祝いを送るだけになりそうだけど。


☆彡関係ないけど 村上春樹
➣1973年のピンホール

・その年の短い夏が九月初めの不確かな大気の揺らめきに吸い込まれるように消えた後も、鼠の心は僅かばかりの夏の名残りの中に留まっていた。