バイクでキャンプ備忘録日記

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柳家権太楼 独演会

2019年11月28日 | 落語



ほたる改め権之助 真打口上

この権之助さん、かなり力ある。将来が楽しみな噺家である。

開口一番
橘家門郎 「穴子でから抜け」
落研あがりなのかな、噺が練れてる感じで聴きやすい。

権太楼師匠 「短命」
明るくカラリとした短命は師匠ならでは。うまい。

中入

権之助師匠 「お花半七」
うん、うまい。
半七の叔父さんの奥さん(婆さん)の声色にもうひと工夫欲しいところ。

権太楼師匠 「ねずみ穴」
師匠の工夫がかなり入った話になっていて初めて聞く噺のように新鮮だった。

・弟竹次郎の成功は自分一人の力ではなく、周りの皆に助けられての成功だとし、その辺りを丁寧に描いている。

・十年で蔵の三戸前は難しいので三戸前付きの質屋を買う、としている。

このような工夫が自然なかたちで挿入されている。
ともすれば兄の不人情・吝嗇に焦点を合わせてしまいがちなこの噺に人情噺の要素を取り入れる事により、奥行きと深さを出すことに成功している。

大満足な落語会でした!



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