バイクでキャンプ備忘録日記

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シネマ歌舞伎 「阿古屋」

2025年02月07日 | 映画


高度な技術、表現力、美しさが必要なことから、演じられる人間が極めて少ない演目『阿古屋』。日本を代表する女方 坂東玉三郎が阿古屋を演じ多くの観客を魅了した公演が、シネマ歌舞伎作品としてスクリーンに登場!
『阿古屋』は通称「琴責め」とも言われ、琴・三味線・胡弓の三曲を阿古屋自ら演奏するという趣向が眼目の演目です。3つの楽器の弾き分けをはじめ、傾城の気品や色気、景清を想う心理描写も表現しなければならず、女方屈指の大役と言われる阿古屋。
今回は舞台映像だけでなく、舞台裏で『阿古屋』という作品を支える人々の様子をとらえた特別映像もたっぷり収録。最高級の遊女である傾城の華やかな衣裳に楽器の演奏と、視覚的にも聴覚的にもお楽しみいただけます。hpより



シネマ歌舞伎なのでメイキング映像もあって面白かった。
アプリを入れるとイヤホンで解説が聞けるので次回は持って行こうと思う。
岩永左衛門は「人形振り」
まるで人形のように動く。これはもともと人形浄瑠璃から歌舞伎になったものだから、のようだ。
江戸時代の感性に脱帽です。

星5
玉三郎は本当に美しい…



映画 ダークレイン

2025年02月03日 | 映画


雨の中に潜む「何か」におびえて常軌を逸していく人々を描いたメキシコ発の感染パニックスリラー。世界中が記録的な豪雨に襲われた夜。人里離れたバスステーションで、偶然居合わせた8人の男女が立ち往生していた。やがて1人の女性がウィルスに感染したような症状を見せ、正気を失ってしまう。ラジオから流れてくる情報によると、原因不明の伝染病で外でもパニックが起きているらしい。彼らは建物から出ることもできず、1人また1人と感染していき……。監督・脚本は「パラドクス」のイサーク・エスバン。映画コム


同監督の映画「パラドクス」がかなりの物だったのでAmazonビデオで観た。

雨(作中、この雨はH2Oでは無いとしている)の中に潜む「何か」とは社会全体に蔓延する狂気。そこからは誰も出ることができない。
主役は「イグナシオ」と言う少年で自分の周りの人を同じ顔にしてしまう能力を持つ。
その顔とはメキシコの「イグナシオ・コモンフォルト将軍」

バス停に閉じ込められた男女が皆髭ヅラの顔になるという発想が面白い。
狂気のタガが外れた時、顔は元に戻る。

この映画をホラーとすると間違う。

星4
観ながら「不思議惑星キン・ザ・ザ」が頭を過ったが、キンザザには及ばないな。





映画 ビーキーパー

2025年01月09日 | 映画


アメリカの片田舎で養蜂家(ビーキーパー)として隠遁生活を送る謎めいた男アダム・クレイ。ある日、彼の恩人である善良な老婦人がフィッシング詐欺に遭って全財産をだまし取られ、絶望のあまり自ら命を絶ってしまう。怒りに燃えるクレイは、社会の害悪を排除するべく立ちあがる。世界最強の秘密組織「ビーキーパー」に所属していた過去を持つ彼は、独自の情報網を駆使して詐欺グループのアジトを突き止め、単身乗り込んだ末にビルごと爆破。その後も怒とうの勢いで事件の黒幕に迫り、事態はFBIやCIA、傭兵部隊や元同業者まで入り乱れる激しい闘争へと発展していく。映画コム

秘密組織「ビーキーパー」のOBが養蜂家になっていると言う導入部。
人生の中で初めて親切にしてくれた人が騙されて自殺したのでその復讐をする。

銃や機関銃を持った多人数の軍隊に素手で立ち向かうステイサム!
スカッとします!

星3
シリーズ化するかも。








映画 ライオンキング

2025年01月08日 | 映画


同名の名作ディズニーアニメを、最新の映像技術を駆使して実写もアニメーションも超越した“超実写映画”として新たに映画化した2019年製作の「ライオン・キング」。その前日譚として、若き日のムファサ王とスカーの兄弟の絆を描く。

息子シンバを命がけで守ったムファサ王。かつて孤児だったムファサの運命を変えたのは、後に彼の命を奪うスカーとの出会いだった。両親を亡くしひとりさまよっていた幼き日のムファサは、王家の血を引く思いやりに満ちたライオン、タカ(後のスカー)に救われる。血のつながりを超えて兄弟の絆で結ばれたムファサとタカは、冷酷な敵ライオンから群れを守るため、新天地を目指してアフリカ横断の旅に出る。映画コム

評価が高かったので観に行った。
子供の頃と王になる前の二度、生命をタカ(スカー)に救われたのに王になった途端に「お前は生かしておいてやるがもう名前はタカと呼ばない、これからはスカー(傷)と呼ぶ!」

なんじゃそりゃ?
結局はタカのお父さん(王家の血筋を継ぐ者)が心配していた通り「よそ者」(ムファサ)によって王の地位を奪われてしまいました。

星2
途中で意味不明な歌が挟まるのが苦痛でした…。


怪談 牡丹燈籠 (シネマ歌舞伎)

2024年12月11日 | 映画







ミッドランドシネマに見に行った。

三遊亭圓朝作の落語を歌舞伎にしたもの。

ストーリーは知っているので、歌舞伎ではどんなふうに?と、いう感じで観ていた。

本来長い噺しなので坂東三津五郎演じる作者、三遊亭圓朝が語りで説明する場面もあった。落語でも最後まで語る事は少ないと思うが、本作も「栗橋宿」で終わっている。

栗橋宿は伴蔵(ともぞう(片岡仁左衛門))が女房お峰(坂東玉三郎)の肩先へざっくり斬りつけ殺害する場面で終わる。

落語と違うなぁと感じたのは、仁左衛門が玉三郎を殺害した後に、泣きながら謝るなんとも言えない複雑な表情…。

見事です!

星5

素晴らしい。
大満足です!