「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督と映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組み、船上で生まれ育ち一度も船を降りることがなかったピアニストの生涯を描いたドラマ。1900年。豪華客船ヴァージニアン号の機関士ダニーは、ダンスホールのピアノの上に置き去りにされた赤ん坊を見つけ、その子に「ナインティーン・ハンドレッド」と名付けて育て始める。船という揺りかごですくすくと成長したナインティーン・ハンドレッド。ある晩、乗客たちは世にも美しいピアノの旋律を耳にする。ダンスホールのピアノに座って弾いていたのは、ナインティーン・ハンドレッドだった。日本では1999年に劇場初公開。約20年を経た2020年、トルナトーレ監督の監修による4Kデジタル修復版(121分)が公開。同時に、99年公開時には実現しなかった、170分の「イタリア完全版」も初公開される。映画コム
アマゾンで完全版を見た。
長い映画だが、中だれすることなく見られる。
ただ、なぜ置き去りにされたか?どこでピアノを覚えたのか?自由な旋律をどこで獲得したのか、ジャズを発明した男との対決に勝ったことはマスコミで評判になったはず、など、わからないことも多い。
が、全編を通して切なさや理不尽な生い立ちについての葛藤など、じんわり泣けてくる…
星4
見るべし。