ノロウイルス感染症
経口感染が多いが、飛沫感染もするので注意。汚物が乾燥するとウイルスが飛び散ることがあるので、乾燥する前に速やかに処理すること
消毒について
- アルコール消毒は無効である
- 次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が必要
- 汚染した衣類や理念は、１時間以上消毒液に浸けてから、他のものとは別に洗うこと
尿路感染症
排尿によって細菌を洗い流すことが効果的
男性も前立腺肥大の残尿の影響で発症しやすい
大腸菌が原因になることも多い
生活上の留意点
- 陰部・臀部を清潔に保つ
- 粘膜を傷つけないように、石鹸洗いは１日１回で十分
- 女性の場合、陰部洗浄は前から後ろに洗浄する
肛門を洗ったタオルで尿道口を洗わないこと！！！ - 尿意は我慢しない
- 十分な水分摂取を心がける。ただし、アルコールはダメ！！
老年期うつ病の特徴（若年者のうつ病とは異なる特徴があることに留意）
- 抑うつ感が目立たず、強い不安感や焦燥感を背景に「訴え」の多さが前面に出ることが多い
- 動悸、めまい、頭重感、胃部不快、食欲不振、腰痛等、身体症状を訴えることが多い
- 集中力、注意力の低下から、認知症と間違われる状態を示すことがある
- 身体不調がうつ病発症や抑うつ症状の増悪のきっかけになるなど、身体的状態の影響を受けやすい
うつ病と認知症の違い
うつ病
- 発症は数か月単位
- 一貫して抑うつ気分が見られる
- 自分のモノ忘れ、能力低下を強調する
- 質問に対しては、始めから「分かりません」と答える
認知症
- 発症は緩徐で潜伏性、特定できても季節や年単位
- その時々によって気分と行動が変化する
- 物忘れの自覚が見られることはあるが、社会生活や仕事に支障をきたしている自覚がない
- 答えられない質問に対して、はぐらかしたり誤魔化したりして取り繕う
心不全の生活上の留意点
- 塩分・水分制限や運動量、服薬など、医師の指示を守る
- タバコは絶対に吸わない（血中酸素が低下、血流が鈍くなるなどの悪影響が出る）
- 便秘にならないように注意（血圧が上がると心臓に負担がかかる）
- 熱湯や長時間の入浴は避ける
- 寝ているよりも起き上がっている方が、肺が広がりやすく呼吸が楽になる
胃・食道逆流症の生活上の留意点
- 食後すぐに横にならない
- 肥満にならないように注意
- いきんで腹圧が上がり過ぎることを避けるため、便秘に注意
- コルセット・ベルト等で腹部を圧迫し過ぎない
- 前かがみの姿勢を長く続けない