小腸機能障害の心理的理解
- 見えない障害のため、身体的・心理的負担感はもちろんだが、周囲からの理解が得られないことへの心理的負担が大きい
- 口からの食事から得られる満足感や喜びが得られないことばかりか、食事の匂いからの食事への想像がかえって精神的負担を招くこともあることを理解する
- 一方で、食事に対する刺激を維持することも忘れないようにする
- 介護者としての負担や不安感への理解
- 食べる楽しさを知らない子供への理解と親の自責感情や負担、成長に伴う身体・社会環境等への変化への不安の理解
介護上の留意点
- 手技や管理方法は清潔が要求されるが、慣れてくると自己流になりがちなため、定期的な確認作業や点検が必要
- 口を使わないため、唾液量の減少によるドライマウスが起こりやす。その結果、口腔内の細菌が増加し誤嚥性肺炎の原因になるため、口から摂取していなくても(むしろ口から摂取してない場合こそ)特に口腔ケアが重要になる
- チューブ類の管理が必要な人は、チューブが感染源を体内に入れてしまうルートになってしまったり、チューブが身体にとっては異物と扱われ炎症等を引き起こしたり、固定のためのテープや接触のために皮膚トラブルを起こしやすくなる
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