SKE48の最新シングル「未来とは? 」(19日リリース)が、31日付のオリコン週間ランキングで初登場1位となったことが24日、分かった。発売初週のCD売り上げは39万8000枚。SKE48の作品が首位を獲得するのは通算10作目で、デビューから4年8カ月での大台到達は、ランキングの発表が始まった1968年1月以降、AKB48の5年9カ月を抜いて女性グループの最速記録となった。
また、連続記録としても、2011年3月発売の「バンザイVenus」から10作目。この結果、ピンク・レディーの9作連続を上回り、女性グループとして歴代単独2位になった。
「未来とは? 」は、可能性を信じて一歩を踏み出すことの大切さを歌う楽曲。ミュージックビデオは、通常とは逆の動きをするメンバーを撮影し、その映像を「逆再生」したのが特徴で、2月のナゴヤドームでのコンサート中に収録された。
こうした結果を受け、松井珠理奈は「(AKB)48グループは、お互いが良き仲間で良きライバルです。その中で、このような素晴らしい結果を頂けたことが本当にうれしいです。これからもメンバーやファンの方々と力を合わせて頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします! 」とのコメントを寄せた。
また、松井玲奈は「私たちだけでは、このような素晴らしい結果は達成できませんでした。ファンの方の応援があってのことですので、皆さんに本当に感謝しています。このままずっと、素晴らしい記録をファンの皆様と作っていければと心から思います」とつづっている。
6月2日に人気女性アイドルグループ・AKB48を卒業する大島優子(25)。23日には千葉市の幕張メッセで「大島優子感謝祭」と銘打ち、ミニライブ&大島優子ミュージアム&握手会を行った。卒業後はアイドル業を封印する大島の、数少ないファンとの触れあいの機会となった。
抽選で選ばれた約6000人が詰めかける中、大島は「ヘビーローテーション」「To Be continued」「ここにいたこと」、スタッフで結成した即席バンドの演奏で新曲「前しか向かねえ」の全4曲を熱唱した。
同ホールの周囲に設置された「大島優子ミュージアム」も初公開され、2006年から8年間にわたるAKB48での歴史を振り返る衣装115着、スニーカー40足、年表、写真パネルなど数々のコーナーを大島も見学。その後、約6000人のファンひとりひとりと握手を交わした。
大島は「8年間を無駄に過ごさず、毎日、一生懸命やってきてよかった。振り返って悔いはないですし、私はこんなにAKB48をやり尽くしたんだと思いました」と語った。
21日に出演したテレビ朝日系「ミュージックステーション」で大島は「歌よりも芝居で表現していきたい。日舞や殺陣も勉強したい。アクションもやりたい」と改めて女優業への意慾を見せていた。先に卒業した前田敦子(22)は、主演映画「Seventh Code」(黒沢清監督)が世界各国で評価されたものの、国内では主演ドラマ「あさきゆめみし」(NHK)が視聴率で苦戦と、女優業は一朝一夕ではいかない現実がある。
芝居のけいこを積んで女優業に挑むという大島、AKBの看板を背負ってきた意地を見せつけられるか。