<!-- HKT48のごぼてん! #14 140830 2/2 -->
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乃木坂46が8月30日、東京・明治神宮野球場で『真夏の全国ツアー2014』の千秋楽公演を行った。
同会場でアーティストの単独ライブが行われるのは、THE ALFEE以来14年ぶりの快挙。乃木坂46は3万人の観客を前に、大会場に相応しい豪華なセットや演出を使い、約3時間にわたってパフォーマンスを行った。この日のライブは、AKB48の握手会に参加している松井玲奈、体調不良の橋本奈々未、そして休学のため活動を一時休止していたが、10thシングル『何度目の青空か?』でセンターとして復帰することが決まっている生田絵梨花を欠いた状態でスタートした。
冒頭、BOOM BOOM SATELLITESが制作した「OVERTURE」が流れたあと、メインステージにメンバーが登場。1曲目には乃木坂46の夏ソングである「夏のFree&Easy」を披露し、会場は一気にヒートアップ。そこから「ロマンティックいか焼き」や「ガールズルール」など、明るいテイストの人気曲を5曲目まで続けて歌い上げた。
MCでは、同ツアーでは恒例の“囚われの身”という設定になっている生田の映像がスクリーンに映し出されると、高山一実が「代わりに10枚目のシングルでセンターを務めることになりました。グループ名も『高山46』に変わります」と、まさかの”センター宣言”を披露し、他メンバーからツッコミを食らっていた。
7曲目にはアンダーメンバーが「生まれたままで」を熱唱し、アンダーライブで培ったパワフルな歌とダンスを観客に見せつけた。その後、生駒里奈と星野みなみが登場して、8曲目「ここじゃないどこか」がスタート。本来は生田を加えた3人の楽曲だったため、ファンの間で「生田がここで登場するのではないか?」とどよめきが生まれたが、なんと登場したのは先ほどセンター宣言をした高山。客席から笑いが巻き起こり、会場は和やかなムードに包まれた。
ライブ中盤には、スクリーンに悪の組織と囚われの身の生田が映し出され、メンバーは彼女を助けるために、ミッションである「楽曲が終了するまでに、サインボールを1000個客席に投げる」にチャレンジ。「人間という楽器」に合わせてメンバーが各所から手投げやマシン、バットを使ってボールを投げ入れるも、楽曲が終わった段階で、まだ若干名が処理をしきれなかった。しかし、メンバーはファンに歌唱を促し、まさかの“延長”扱いに。最後の桜井玲香がボールを投げ終え、無事にミッションをやり遂げたことで生田は解放され、神宮球場にヘリコプターで向かう映像が映し出された。
続けてメンバーが「左胸の勇気」を熱唱したあと、「OVERTURE(オリジナルVer.)」とともに煽り映像が流れ、10thシングル「何度目の青空か?」のイントロが会場に響いた。そんな中、メインステージの奥から生田がサプライズ登場。ファンから大歓声を受けた彼女は、メンバーとともに同曲を歌い上げ、「(10thシングルの)センターに選ばれたんですけど、9枚目ではお休みしてて、皆さんに合う機会がなかったからどう思ってるのか不安で。メンバーの皆はリハの時にわからないところを沢山教えてくれて。私は皆さんと、メンバーの優しさの分だけしっかり頑張っていかなきゃなって思っていて。センターとしては何もできていない。もっともっと頑張らなきゃいけない。だから、これから皆と一緒に歩いていきたいです、よろしくお願いします!」と目を潤ませながら語った。
その後はセーラー服姿でキレのあるダンスを見せた「その先の出口」や「無口なライオン」、浴衣姿で俳句を交えつつ歌い上げた「でこぴん」「吐息のメソッド」など、様々な衣装で楽曲を披露。スクリーンの映像とリンクした殺陣風の演出と共に披露された「世界で一番 孤独なLover」や、大量のレーザーで迫力たっぷりの演出を見せた「制服のマネキン」も、神宮ならではの大掛かりな仕掛けだった。
ライブ終盤では「バレッタ」「走れ!Bicycle」「おいでシャンプー」といったシングル表題曲を連発。本編最後の「君の名は希望」では、ステージの背中側から460発の花火が打ち上げられ、一旦ライブは幕を閉じた。
アンコールでは「気づいたら片想い」「ぐるぐるカーテン」の2曲を披露したあと、桜井が「今日はですね、来てくれています…」と、意味ありげなMCをしたあと、療養中の橋本がステージに登場。Tシャツにパーカー、ジーンズ姿で登場した橋本は「ずっとあそこ(客席後方)で見てました。ご心配やご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。人前に出られるくらいには体調も回復したので、1日も早く復帰できるように頑張ります」と、自身の現状とファンへの言葉を述べた。続けて桜井が「ある人と中継がつながってます」と語り、名古屋にいる松井玲奈の姿をスクリーンに映し出した。乃木坂46のTシャツを着て映し出された松井は「みんなと一緒に神宮球場に立ちたかった」と、乃木坂46の一員として活動出来なかった悔しさを明かした。これを受けた生駒は「でもこうして全員が神宮に揃いました」と2人をフォローしつつ締め、「乃木坂の詩」を披露。メンバー自身もサイリウムを振りながら踊り、この日の公演は終了した。
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