のち
富士山検定
伝説
かぐや姫(富士山ゆかりの伝説)
日本で最も古い小説とされる「竹取物語」。
一般的なストーリーは「竹取の翁(オキナ)が竹の中から一寸ほどの少女を
授かり、かぐや姫と名づけて育てる。姫は美しく成長し、5人の貴公子や
帝(ミカド)から求婚されるが無理難題をいって断り、最後は月の世界に
帰っていく」という内容である。
富士市に伝わるかぐや姫伝説は富士山との深い関わりがあり、かぐや姫は
「富士山の仙女」で月ではなく富士山に帰っていったとされている。
かぐや姫に求婚していた帝は、姫が去ってしまったのに長く生きていても
しかたがないと、かぐや姫からわたされた不老不死の薬を富士山頂で燃や
してしまう。この時の煙は今でも山頂から立ち上がっているといわれている。
富士市比奈にはかぐや姫伝説を今に伝える「竹採(タケトリ)公園」がある。
〔富士山検定公式テキスト〕富士山検定協会著2006年発行から