綿帽子をかぶった今日午前中の富士山
富士山検定
伝説
琵琶湖の伝説(琵琶湖の土を富士山へ)
富士山周辺に伝わる民話。その昔、神々は国づくりの相談をして、
日本一の山と日本一大きい湖をつくることに決めた。
駿河の国に日本一高い山を、近江の国に日本一大きな湖をつくることに
し、強力の神が近江から駿河にもっこで土を運んだ。一夜のうちに仕上げる
というきまりであったが、最後のひともっこを担ぎ上げた時に朝を告げる
一番鳥が鳴いてしまう。それに落胆した神は土を落としてしまい、そのため
に富士山の頂上は平らに見えるといわれている。この強力の神が“だいだら
ぼっち”(日本各地に伝わる伝説の巨人)だという伝説もある。
また、琵琶湖ではなく甲府付近から土を持ってきたため、甲府盆地ができた
とする伝説もある。
また、琵琶湖伝説の縁として、富士山のある富士宮市と琵琶湖のある
滋賀県近江八幡市(おおうみはちまんし)は、1968(昭和43)年に
「夫婦都市」提携を結んでいる。
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富士山の体積・重さ(琵琶湖50杯分の体積)
富士山の体積はおよそ1400立方キロメートル。これは琵琶湖の体積
およそ27,5立方キロメートルの50杯分に相当し、重さにいたっては、
およそ1000億トンと推定されている。
〔富士山検定公式テキスト〕富士山検定協会2006年発行著から