クリーミィな雪が積もっています。
富士山検定
噴火に由来する土地の名前は?富士山周辺の地名あれこれ
富士山周辺には、富士山にまつわる地名が多く存在する。
剣丸尾(マルビ)、鷹丸尾などは、溶岩流のことを表す地名である。また、
北麓地域には噴火に由来するという地名があり、富士山の噴火を目に
した村民が、大目をあけて驚いたから「大目村(オオメムラ)」、にぎやかに
騒いだから「賑岡村(ニギオカムラ)」、大きい嵐だとおびえたから「大嵐村
(オオアラシムラ)」、沼の沢鳴りかと慌てたから「鳴沢村(ナルサワムラ)」、「どう
しべえ」と途方にくれたから「道志村(ドウシムラ)」、「見るのは明日に
しよう」と思ったから「明見村(アスミムラ)」という。
御殿場市、小山町、裾野市の一部にわたる地域は、「御厨(ミクリヤ)」地域
と呼ばれているが、厨とは台所のことで、伊勢神宮の台所をまかなう
ための神宮領であったことに由来する。「御殿場」という地名は、鷹
狩りの好きな徳川家康がこの地に御殿をつくらせたことに由来する。
また、富士山の南麓には「勢子辻(セコツジ)」「馬見塚(ウマミヅカ)」「大淵
(オオブチ)」など源頼朝が行なった巻狩りにちなむ地名が数多く残されて
いる。「道の駅なるさわ」や「なるさわ富士山博物館」の所在地は、
「鳴沢村ジラゴンノ」というカタカナの地名、また、「ふじてんリゾ
ート」の所在地は、「鳴沢村富士山」、「ふもとっぱらキャンプ場」
は、「富士宮市ふもと」という住所である。
〔富士山検定公式テキスト〕富士山検定協会著2006年発行から