daiozen (大王膳)

強くあらねばなりませぬ… 護るためにはどうしても!

原発は是は非か(6)

2011年08月17日 | 社会問題を考える
【読売新聞・社説】


読売新聞・社説が国の利益、つまり「国益」を考えるのは好い。
集団・個人が利益の確保を正義に則って図ることは良いことだ。
だが、国益の真の意味、あなたはお分かりになられるだろうか。

ラグビーでは「One for All, All for One.」という。 すなわち、
組織の一人ひとりは全体の栄誉のために頑張ろうじゃないか。
皆は組織を挙げて、誰一人も脱落しないよう護って、戦おうぜ。

このラグビーの精神は日本人に殊にピッタリきたのです。
ラグビーは西洋発のスポーツだが、スピリッツは日本人の魂です。
日本人の魂を持ち続けたのは庶民か?大企業か?政治家か?

ラグビーの精神は、組織に胡坐をかくことではありません。
組織に胡坐をかいて己一人の利益を図る者は全体益を考えない。
全体益を考えない裏切り者は庶民だったか? 政治家だったか?

二大政党制(2)でも紹介したが、ここにも再掲しておきます。

よろしければ どうぞ、もしも月給が上がったら
ともあれ、親方と従業員は信頼関係で結ばれていた佳き時代だ。
しかも政治も、真面目に働く人々の暮しを生涯みる約束をしていた
それが年金制度・保険制度の福祉であったことは言うまでもない。
ところが政治は国民の命の絆ともいうべき制度を締め付け始めた。
停年開始年齢の延期、年金支払いの開始を遅らせられた国民だ。
何のことはない、国民の老後の蓄えの資金をゴッソリと奪いだした。


日本の国が豊かになることを楽しみにして信じたお人好しの庶民。
国が豊かになるためだからと辛抱してきた庶民だったではないか。
騙されて気がついたとき、庶民の懐には何にも残っていなかった。

薄給でも不平をいっちゃならないと思って、親方を信じてきた庶民。
年金の支払い開始日を何年ずらされても不満を言わなかった庶民。
お国のためだから、お国は悪いようにしないと信じていた庶民。

その結果、今、庶民には政治不信が残っているというのが真相です。
そして大企業に有り余る金が腐るほど蓄えられているではないか。
経団連傘下の企業は政府の手厚い保護政策で肥えに肥えている。

政治と企業の癒着の結果は、税金が闇に消えることになった。
国民の資産である国有地も格安で払い下げられているではないか。
濡れ手に粟で、大手企業・銀行に国益が横流しされる構図は何だ。

こう考えてきた時、
庶民が働いた利益は不当に闇に消えていると理解できるのです。
ほんらい、庶民はもっと豊かに生活出来ていて当たり前なのです。
お人好しゆえ庶民は無頓着であるが、庶民に還元すべき金です。

あるいは、企業に不当に多くの金が蓄えられる構造は何なんだ。
正直に暮してて何百億円の遺産相続できる金持がいる筈もない。
あの金は、庶民に還元されるべき筋合いの金と言うべきである。

庶民の取り分が巧妙に奪われるのを資本主義の思想という。
資本主義は利権の奪い合いの静かなる戦争なのです。
それゆえ、法の正義は庶民を切捨てて、企業を護っている。

そもそも、庶民が今の生活に甘んじるつもりなら、
原発などは不要の長物・邪魔物と言えるでしょう。 その訳は、
原発で庶民が危険を冒した利益は、大企業に入る仕掛けである。

すなわち、
庶民にとって原発は百害あって一利なしの公害製造機でしょうな。
経団連や政治家にお金を貢ぎたいと思うのは、あなたの勝手です
あなたの取り分を奪って、バカたれと腹で笑うのはあちらの勝手。


すこしでも良心が痛むなら、庶民のお金を返してやりなさいね。





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