daiozen (大王膳)

強くあらねばなりませぬ… 護るためにはどうしても!

窮すれば

2014年09月07日 | (転載・記事)  総 合

(引用文)
寝入りぎわの夢現(ゆめうつつ)の境に、眼の前に長い梯子(はしご)のようなものが現われる。 梯子の下に自分がいて、これから登ろうとして見上げているのか、それとも、梯子の上にいて、これから降りようとしているのか、どう考えてもわからない。 (大正十年七月、渋柿)


(大正十年七月号掲載文を読んで)

「夢判断」とか「夢のお告げ」あるいは「夢占い」と言う。

いかなる人であっても、どうやら、夢見は気になるらしい。

旧約聖書の中にも夢に現われてお告げする神が載っている。

つまり、洋の東西を問わず、今昔を問わず、という事です。

夢を語るのであれば、どうせなら前向きに語っていきたい。


疲れた時に見る夢は悲観的で、恐怖を伴うと思っています。

元気な時に見る夢は積極的で、明るく希望に満ちています。

寝入り端なら、きっと悲喜いずれにも進める段階なのです。

さて登るべしか、それとも降りるべしか、答は見えている。

どうして好いか判らずに、迷いに迷っている事はあります。


朝になれば解決している事もあり、時間を要する事もある。

ことわざには『窮すれば通ず』と言うのですが、寅彦は如何。


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