サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

「ラインと上司のどちらが大事だ? 君たちは」と問われたら、回答は?

2017年04月20日 18時00分24秒 | 人事部門
突然、経営者たちが怒りだした。「ラインと上司のどちらが大事だ? 君たちは」と言われた管理間接部門はないでしょうか。

この同じ質問をラインに「顧客と上司でどちらが大事だ」と聞くと、「そりゃ、顧客でしょう」と、いとも簡単に答えが返ってくる。勇ましいというか、望ましいです。むろん、それが「お客の言いなり」でなければ。

管理間接部門は、だいたい心の中で「上司」を選ぶ。そのくせ、上司を尊敬しているわけではない。ただのサラリーマン・サラリーウーマン。そんな管理間接部門の人たちの市場価値は低い。一部の専門家を除けば。

一生懸命やっている価値観の前提にあるものは、「上司の判断」なんでしょうか。

たしかに、盲従する部下を引き上げる上司は実際のところいます。
しかし、そういう部下がヒラメで、実は大した仕事はできないということは上司だって見抜く。

実は、上司も困る。その困りごとに敢然と立ち向かっていくのが優れた上司であるし、「まぁいいや」の上司は、本人がダメだから、部下もダメなまま。

意外と多い。どの会社でも、


そうはいっても人事部門。我こそスターの誇りを忘れずに。

2017年04月15日 21時25分30秒 | 人事部門
そうはいっても人事部門。我こそスターの誇りを忘れずに。
ラインからたたかれ、経営幹部からも怒られ、ひたすら忍耐している姿。立派だと思います。

それに耐えられるのは管理職までか。。。

叩かれている管理職をみていて、若い人はどう思っているのだろうか。
「ああなりたくない」と言って辞めていくひともいるでしょう。

何か人事部門が行う仕事で「夢」のように思われるものはないでしょうか。

管理部門の縮小。しかし、仕事が減るわけではない。来る日も来る日もエクセル・ワードとの戦い。

または制度屋という言い方もされる。

絵は描けても、絵を実行に移すだけの余力は残されているのでしょうか。

いや、絶対にそのパワーはあると思います。文系の中のエースではないですか。
古いですか?  この表現。



自分が偉そうにしていることに気づかない人事部門。でも仕事は真剣そのもの

2017年04月14日 07時10分38秒 | 人事部門
自分が偉そうにしていることに気づかない人事部門。これ、多いようてずね。その態度を見て、「現場へ行って、ボルトやナットを締めて来い」と言われますが、どうしてでしょう。仕事はよくやっているのに。

よくよく内情を推察すると、「よくやっているなぁ」と思います。

しかし、最大の弱点は、ラインと話す際、腰が引けていること。向こうの立場をわかっているつもりになっていること。
但し、就業規則のようなルールを背負うと強い。

これが同居するので、ラインは「なんだ、あそこは」となる。

アタマの良い新人が配属されるそうですが、よくよく現場の苦悩がわからないと、今の時代に適応するのは難しいかもしれません。

非難しているのではありません。実は、大いに期待しているのです。

仮説 教育に真剣な会社は、採用にも真剣です。

2017年04月07日 06時24分35秒 | 人事部門
「教育に真剣な会社は、採用にも真剣である」 これは、経験値として感じていることです。

さて、少し説明しましょう。
「教育に真剣」ということは、部下をよく見ているということです。部下育成しながら、どういう人材が必要かはわかる。よって、採用もその経験を通じて真剣になる。

しかし、教育に真剣でない会社は、部下をよく見ていないから、教育を真剣にやっている会社にくらべて「こういう人材が必要」というのが弱いイメージしか持っていない。

これ、採用の数字を気にしている採用担当には失礼な言葉ですが、「数字合わせ」が本当に正しい採用なのでしょうか。

第二団塊層が50代近くなっていますが、このときの採用がまさしく「数字合わせ」でした。このときまの採用の思想が、いま企業経営にどういう影響を与えているかは明確です。

若い人を真剣に教育するメリットは、その経験値によって、年代の近い学生に慣れるというメリットがございます。

教育と採用は、コインの表・裏とは思いませんか。



過去、リストラされた人たちから思うこと②  ~ 毎日が日曜日の意味~

2017年04月02日 10時09分44秒 | 人事部門
読んでいて、おもしろくないと思われたらお詫び致します。

会社を去るに当たり、一抹の寂しさと同時に、さばさばした気持ちや久しぶりに自由になった気持ちでワクワクしている人。少し安堵されている様子が伺える人がいると聞きました。

大丈夫だろうか。
確かに嫌な仕事から解放され、サバサバした気持ちになるでしょう。
自由な休日が続く。但し、それはかつての休日とは異なるものであることに気が付かれるそうです。

退職された方が言っていたことを思い出しました。
「趣味は仕事があるから楽しい。仕事が無くなったら趣味は楽しいものではなくなった」と。

退職された方のなかには、奥さまから大反対された人もいたそうです。
それはそうです。大幅な年収ダウンですからね。

苦しい、嫌な仕事を担当していた人。或は後進に譲って、自分の仕事が無くなった人。
色々なケースはあるでしょうが、仕事が無いというのは、人によってはもっと苦しいものだと聞かされました。

嫌なお話しですみません。
長年にわたるお勤め、お疲れさまでございました。
どんなことでもよいので、次の人生の第一歩を歩んでいただきたいと思います。



気付いていない人事部門。人事部門がダメだと会社がダメになることを

2017年03月31日 06時42分31秒 | 人事部門
業績が悪いとき、事業部が責められる。経営者から「なにやってんだ」の連発。

それをみて、涼しい顔している人事部門はなさけない。人事部門の人は「そんな事は思っていない」というかもしれません。
しかし、そうでしょうか。

本当にまずいと思ったら、もっとラインに対してダイレクトなソリューションを行うはず。

・たんなる人事事務処理屋に留まっていないか。
・規則や慣習を縦にして、ラインの困りごとをほっぽり投げていないか。
・ラインの言葉で対話ができるか。言い換えれば、ラインの諸問題を俯瞰して打開策が打てるか。
・ラインが親しみをもって話してくれるか。

これができるとよいのですが。。。