サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

またシニアの独演会が始まった。リアルから逃げて奥の院にこもる独学でいいのですか

2023年05月22日 18時00分58秒 | シニア
ある講演会。見事なご経歴の持ち主の教養人。

「自分はこんなに勉強したんだ。聞いてくれ」とばかリに難しい議論を展開していく。

参加者は必死にメモしたり、真剣に聞いているが、よくよく見ると、どこかの本に書いてあることの模倣程度。

シニアになってリタイアしたから、現在のリアルな話は疎くなる。従って、それを高度な勉強で補おうとする。

しかし、参加者はその難易度の高い抽象性に戸惑う。

「無理して分からなくてもいいのに」と思い、自分は一度回線を切って再度立ち上げ、「落ちたので画面オフで参加します」という
ことにしました。

討論に持ち込みたいけれど、そんな空気が無い。ご老人のフライドを壊さない方が良いという、日本人の優しさ。

シニアは、自分では良い講演をしたと思っているのかもしれなすが、講義後は質問もなければ、意見交換もない。感想も事務局から
ひとつふたつ。


リアル感がないのなら、なぜリアルで闘っている人と対峙しないのだろう。
奥の院にこもり、難しい本からの抜粋は逃げではないのか。


提案が通らないの裏側にあるもの

2023年05月16日 21時15分06秒 | 管理者
「提案が通らない」「提案を上が潰す」という声をよく聞きます。

色々見ているとこんな感じに見えます。現実味の無い提案。事項ストーリーが見えない提案。
そもそも提案者本人が真剣に取り組むとは思えない提案は通りません。

しかし、最近思うのは、上司が優秀でない場合、やはり提案は通らないということ。
他部門が絡む提案は、提案を通さない。
自分が矢面に立つことを嫌うから。
情けない。

伝統的な大企業は、この習性からいつから脱皮できるのだろうか。

ご自身の癒しのためにペットを飼い、他人への配慮がない人。本当に優しい人なのでしょうか。

2023年05月15日 19時16分06秒 | 日記
ペット好きな人がいます。ペット好きな人は心が優しい人というのも度々聞いております。
否定はしません。

しかし吠え続けるペットには閉口します。ペットの飼い主は、我が子は動物だから仕方がないと思うのかな?
散歩をしていて、何度ワンワン吠えるのを聞いたことか。家の周りも。
犬がワンワンとうるさく、猫は静か?
いやいや、、、。放し飼いにして人の家で糞尿。なんと迷惑。

ご自身の癒しとしてペットを飼うのは自由ですが、もう少し他人への配慮をするべきでしょう。
マナーを教えられないのでしょうか。多分、個体差という問題はあるのでしょう。

いまペットブームです。とくに犬。
犬の寿命は15年程。新型コロナで飼う人が増えたそうですね。
あと13年の我慢?
犬にも痴呆があり、何れ直面するはず。痴呆だと気味の悪い吠え方をしますね。。

部屋を閉めれば過ごせるからいいのですが、何か釈然と致しません。







自分がやりたいこと? それを求めてどうなりますか

2023年05月06日 21時04分44秒 | 就活・採用
就活で耳にタコができるくらい問われる質問。
「やりたいことは何ですか」。。。。

いつまでこんな質問を続けるのでしょう。
普通の学生は、「野球が上手で、甲子園も出たので、プロ野球へ」という明確な
意志をもっている高校球児とは違いますよね。

学生さんのホンネは、「なんとなく、、、」がほとんど。或は消去法的な回答。
言い換えると、負け組・日本企業に入るにしても、少しはまともな会社を選ぶのが多くの学生の気持。

採用担当者もかつては自分もそのひとりだったのを忘れて、学生に「やりたいこと」を聞いています。
そして「素顔の自分を見せてほしい」とも。矛盾しているのも気付かず。

お勧めなのは、学生が体験したことのプロセスを語ってもらい、そこに多角的な視点から質問を投げかけること。
多角的な視点からの質問のなかで、学生自らが学んだこと、そして学んだことをどう活かしたか。そして成果と反省。
反省を次のときはどう改善に導いたか。或は導くことができなかったか。

そうです。間違っても「アルバイトで売上が120%になりました。わたしはリーダーシップがあります」だけで、
素晴らしいとは思わずに。