人材開発担当者は実に様々なことを勉強しなければなりません。「嫌な話し。そんなことはわかっている」のでしょうが。人材開発担当者は、「学びの連鎖」、つまり、ひとつのことを学ぶと、そこ飛び火して次のことを学ぶというスタイルが確立できると成長します。何も学者になるわけではないから、深く知る必要はないのだけれど。できれば、ひとつのことを学ぶと、そこから放射線状に広がっていくともっと良いのです。その広がり方に正解・不正解はないです。関心や問題意識があれば、放射線の数も増える。おぞましいのは、にわか仕込み、それこそ学生時代の徹夜・丸暗記で何か覚えればよいのでしょうという態度。なんとなく、本を読んでわかった気になる態度。これは、外部の講師やコンサルタントのような専門家との対話ですぐわかります。むろん、むこうはこちらがお客様と思っているから、けっして人材開発担当者を軽視したような発言はしません。しかし、心の中では「この人、不勉強。浅はか」と思っています。同時に「この人と話して、当日、まともな研修になるのだろうか」と思ったりもします。
講師が話しているとき、受講者が寝ていたとします。「うちの社員はこれだからだめなんです」と、研修担当者が言ったとしたら、それは人材開発担当者の恥ずべき姿勢です。受講者が聞きたいと思っているポイントを掴んでいないまま、講師に中途半端な依頼をするからそうなるという面をわかっていない。むろん、相手はプロですから、そこをなんとかしますが。なんとかしてくれるので、あたかも「うまくいった」と人材開発担当者は思ってしまう。厳しいですが、それは勘ちがいです。
講師が話しているとき、受講者が寝ていたとします。「うちの社員はこれだからだめなんです」と、研修担当者が言ったとしたら、それは人材開発担当者の恥ずべき姿勢です。受講者が聞きたいと思っているポイントを掴んでいないまま、講師に中途半端な依頼をするからそうなるという面をわかっていない。むろん、相手はプロですから、そこをなんとかしますが。なんとかしてくれるので、あたかも「うまくいった」と人材開発担当者は思ってしまう。厳しいですが、それは勘ちがいです。