サロン・風変わりな人材開発の宴 

人の育成について、色々な視点から書いていきます。これは、体験記であると同時に、次の人材開発施策に対するトライアルです。

親会社から子会社へ移る人。これはやってはいけません。

2017年03月09日 06時01分24秒 | 人事異動
「親会社から来て威張り散らす奴がいてたまらないよ」そう言うセリフはどの会社でも聞きます。

親会社から来た人は、威張り散らした記憶があるのかどうか。信じられないでしょうが、威張るのが普通という組織で育つと、染まってしまうものです。

そして、子会社に来て、「何だこの有り様は」と思う。そして、得てしてこういう人の多くは仕事ができる場合がある。故に相手を軽く見てしまう。

これから先は、どうなっていくか明確です。子会社の人たちは、親会社から来たこの人を避けるようになる。

そうすると、どうなるか。面従腹背になり、組織は分裂する。どれだけ仕事ができても人望が無いのはアウト。

子会社の人は、実は「親会社で本当に必要だったら子会社に放さないだろう。どうせ、そんなのしかこないさ」と思っています。

さて、親会社から来た人。心当たりないですか?

これから子会社に出向・転籍をする人。どうか、心して取り組んでいただきたい。
ゆめゆめ「あいつらはバカだ(バカ=馬鹿と書きますが、これは差別発言です)」と思わないこと。
たとえ、そう見えたとしても、ここは我慢です。

これ、超大手企業で、仕事ができる人に気をつけていただきたいところです。
「私には、それはない」と思っている人。それは、間違っています。そう言う態度が出ないとしても、親会社から来てポジションを取られた子会社の人たちの気持ち。分かりますか?

それでも成果が出ていればですが、そうでないとするならば、「あいつが来たからダメになった」と子会社の人たちは烙印を押す。それが現実です。




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