借りている畑の下側は年々病気がち。
湿害である。
もう40年も前の減反政策に畑に変えたのであろうが、湿地だった田んぼを畑に変えるのは並大抵のことではない。
そこを先人達が暗渠排水を何本も通し、やっと畑にしている。
しかし、あれから時が経ち暗渠は詰まっているのであろう。だから、湿害をくらっているのであろうと、暗渠を掘り返し、修繕作業をキャベツの収穫収穫の合間に9月ぐらいからずっとやっている。
今年の収穫作業が終わったので、この修繕作業を本格的に最近は行っている。
どんどん水が涌き出てくる。
友人が運んでくれた砕石を敷き詰めるが底なしのように足がズブズブと入ってしまう。
友人は｢水位高いですね｣
そう、だから回りの減反とは名ばかりの遊休農地は何も作物は出来ないのだ。
｢こんなに畑が空いているのに何で作らないんですか？畑を貸して下さい。大豆を作る｣と言って、大豆を作った人も数年で撤退ですよ。
畑に見えるけど畑じゃないのよ。湿原ですよ。
今日はここまで。
帰り道、その畑とは名ばかりの湿原を借りトラクターを入れロータリーをしている人がいる。
｢あんなことしたら、トラクター沈むわ｣と思って通り過ぎる。
セロリを収穫していると、ある方がやって来た。
｢片山さん、そこでトラクターに乗っている○○さんから電話来て、“トラクターはまって出られなくなったから何とかならないかと”でどうしたら良いか片山さんところに来ました｣そんなような事を言った。
｢でしょね。今通って来ましたけど、あんなところにトラクター入れたらトラクター沈むって。“発地田んぼナメんな❗”と言ってやりなさい｣
よそ者が畑を借りて何かをするのはご自由ですけど迷惑をかけるな。
そもそもトラクターはまっている人、救助を頼んだ人には○○さんと名乗っているが僕に△△と名乗っているし怪しすぎる。
トラクターで引っ張るって、こっちのトラクターが沈む可能性だってある訳だし、ミイラ取りがミイラに成りかねない。
それでもトラクター引き上げに。
JAFならいくらかかると思ってんの？