和束 茶源郷ガイドの会「徒然草」

京都府景観資産登録の茶畑や史跡や歴史の中へご案内する和束茶源郷ガイドが皆さまの訪問をお待ちしています。

和束茶源郷ガイドの会 和束風土記7月27日(日)午前

2014年08月08日 15時42分41秒 | 日記
               和束歳時記 ー園地区の滝祭りー

 暑い夏本番です。朝から蝉の声が賑やかに聞こえます。
 こんな暑いときはまず頭の中から涼しくしたい。
 そんな時思い浮かべるのは、滝。

 さて、今日は和束町内にある滝祭りを紹介します。
 和束町では、7月末に2か所、8月末に2カ所で滝祭りが行われています。
 今回は7月末に行われた滝祭りを紹介します。


 まず、7月27(日)午前に行われた園地区の滝祭りについては地区に文献が残されていて、それに依りますと、
 園の滝は「オビの滝」とも言い、鷲峰山を拓かれた役の小角がこの滝で修行し鷲峰山に入ったと言われているようです。
 安永2年(1773年)に、当地に疫病が流行し死者が多く出たため村中の人が、病魔の退散と豊かで美しい水が
 園地区に流れてくるようにと祈祷したのが滝祭りの始まりで、以前は、毎年7月20日を滝祭りの日と定められていました。

 8時30分、集会所を出発した区の役員さん方は供え物などを用意して、山近くまで軽トラックで走り、 途中から山道を歩いて滝へと向かい ました。





 地区の観音寺の住職さんのホラ貝が山中深く鳴り響き、霊験あらたかな滝祭りは人々の見守る中、執り行われました。
 祈祷が終わってからは、お供物のお神酒と洗い米が振る舞われ、私も頂いて滝にうたれたたような清々しい気持ちになりました。
 およそ1時間程の滝祭りは雨の心配もなく今年も無事終わり、参拝者のみなさん安堵のご様子で、滝を後に帰路につきました。


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