「大きいねぇ」
ネコを見ながら母がしみじみ言います。
今までのネコ達は一番大きいので4Kg、これは5.6kgですもんね。
そして、代々のネコ達の思い出話をひとしきり・・・
必ずでてくる話が家出クロネコが2年の野良生活の末帰ってきた事。
いつも母の肩に乗っていた、シロネコを追い出してしまった事。
肩に乗っている子猫が、だんだん大きくなっていって、どんなに重たかったかなど。
母の記憶に一番残っているのはあの肩乗りシロなんですかね。
私は、しろにゃんと茶トラがいっしょにいた時のあれこれ。
先代やしろにゃんの闘病。
代々のネコに対する思い入れがそれぞれ違うのだなあ、と感じます。
懐かしそうに話した後、目の前のネコを見て「大きいねぇ」とまた言うのです。
平和なひとときです。