4月4日。
私が看取り、ペットロスにも苦しんだ先代ネコの命日です。
5年前の今日、旅立って行きました。
いつまでも悲しみを引きずったのは、看取りに自信がないからに他なりません。
リンパ腫で余命宣告のでた先代ネコ。
苦しみを長引かすだけと、治療をやめた事に後悔はありません。
ただ、その後の1ヶ月半の闘病に、私はやさしく寄り添えた、と思えないのです。
3月はとても忙しく、ちゃんと看病できなかった・・・それは言い訳ですね。
愛犬の介護のために、仕事を辞めた人もいると聞きます。
リンパ腫が腸を圧迫してたので、病食を少ししか貰えなくなった先代ネコ。
初めてシャケを盗みました。お腹をすかせていたのです。
最後の夜をどうして一人で寝かせたのだろう。
腕の中で死なせてやりたいって人もいますけど・・私は怖かったのです。
自分が壊れてしまいそうで。
それならせめて、病室にした囲いの横のソファで、付き添う事はできたはず。
ずっと一緒に寝てたのに、置き去りにされたあの子は心細かったに違いないのです。
旅立って行くのは見守ったけど、
その瞬間こそ、誰にも見られたくなかったかも知れない。
毎日毎日、そんな事ばかり考えて泣いていた5年前。
それから、毎年2月と3月は気持ちが沈みます。
自分はとても薄情者なのだ、このまま、消えてしまいたい、と。
寝られない夜もあります。
だから、毎年、今日だけは泣こう、と決めているのです。
明日から、また元気に過ごすために。
逝く1年前くらいの先代。
痩せ始めてた。