かあちゃんのはしっこライフ

東京のはしっこに住んでいるかあちゃんの
あれこれです。

「魂萌え!」

2021-04-07 | 本・音楽
桐野夏生さんの「魂萌え!」を読みました。
昨年末なんですけどね



突然ご主人が亡くなった専業主婦・敏子さん。
独立した子どもたちとのいざこざや
愛人の発覚
今後の自分の身の振り方などなど、
悲しむどころじゃない現実に
くじけそうになりながらも
立ち向かっていくお話でした

2005年に出版された後
ドラマ化、映画化された話題作。
その頃は、気になりつつも読まずに終わりましたが
ふと手に取ってみたら、面白くて
年を経て、敏子さんの年に近くなってきたせいかしらね~

敏子さんの住まい(西東京市)や
愛人が娘夫婦と営むお蕎麦屋さん(大泉学園)など
物語の舞台が、見知った場所だったので
想像しやすくて、余計に面白かったのかもしれません。

ちなみに、見てはいませんが
ドラマの敏子さん役は、高畑淳子さんで
映画は、風吹ジュンさん。

私のイメージでは、高畑淳子さんに1票!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「いちょうの実」

2020-12-21 | 本・音楽

2週間くらい前には、黄色に輝いていたいちょうの木が
今ではすっかり葉が落ちて、寒々しく見えます。

宮沢賢治さん作「いちょうの実」を読みました。

いちょうの木がお母さん。
いちょうの実は子どもたち。

旅立ちの日を感じた子どもたちは
これからのことをあれこれ想像し
期待と不安を胸に抱いて、お母さんの木から
離れていきます。

お母さんの木の気持ちを思うとちょっぴり切なく
いちょうの実の気持ちを思うと応援したくなるお話です。

宮沢賢治さんの童話は、色々な人が絵を描いています。
同じお話でも、絵が違うと雰囲気が違いますね。

今回私が手にしたのは ミキハウスが出した
及川賢治さん絵の絵本でした。



これは、前にちらっと書いたことがある
清川あさみさん絵の「銀河鉄道の夜」。
幻想的で、大好きな1冊です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もう7月

2020-07-11 | 本・音楽
毎年、時間が過ぎるのが早く感じられていましたが
今年の前半は特に早かった

おうちにいる時間が長くて、本をたくさん読もうと思っていたのですが
大して読みもせず・・・
何をしていたのやら

そんな中で手に取った1冊。


沢部ひとみさんの「いいことだけ考える 市原悦子のことば」 

2018年に亡くなった樹木希林さんの著書が注目されていますが
市原さん(2019年に亡くなられました)のことばも心に沁みました。

表紙の写真も市原さんのお人柄がよく出ていると思います。
著者の沢部さんは、市原さんと公私ともにお付き合いのあったフリージャーナリスト。
取材や私的な交流の中で記憶に残った市原さんの言葉に
エピソードを添えてまとめた本です。
タイトルの「いいことだけ考える」は、市原さんが晩年、病で床に伏している時の言葉です。

市原さんの作品で最近見たのは、樹木希林さんが出ていた「あん」
樹木さん演じる女性と共にハンセン病の施設で生活する友人役でした。
市原さんの「家政婦は見た!」の1作目が、松本清張原作とは知らなかったなあ

家政婦は見た風 ちゃあちゃん


台所に入ると怒られるので、のぞいてます


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

One World:Together at Home

2020-04-19 | 本・音楽
スタートには間に合いませんでしたが
その後は、釘付け
皆さんステキでした

ストーンズやポール・マッカトニー、久しぶりに見ました。
相変わらずの歌声
ジョン・レジェンドとサム・スミスの「STAND BY ME」もよかったね~
とっても嬉しかったのは、キース・アーバンの「Higher Love」
奥様の飛び入りも含めて、かっこよかった
スティーヴ・ウィンウッドのアルバムが聞きたくなりました。

それぞれのお部屋の様子もうかがえて、楽しかったし。
今の時代ならではのイベントですね。

医療従事者への感謝と新型コロナウイルスの蔓延防止。
心にとめて行動しないといけません

地上波でも今日の夜中に放映されるそうなので
また、見よう


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『MAPS(マップス)』で知る世界

2019-09-19 | 本・音楽
『マップス: 新・世界図絵』(2014年出版)の愛蔵版が
この9月に出版されることになり
作者のミジェリンスカご夫妻が来日されています。

武蔵野美術大学市谷キャンパス内にある「MUJI CAFE」で開催された
お二人のトークショーにお友達のお誘いで
参加してきました。


こちらは、2014年の『マップス』
イラストと地図で、世界各国を紹介している絵本です。
作者のミジェリンスカご夫妻はポーランド出身。
愛蔵版は、これに20か国追加されているとのこと。

来日はお二人でしたが、トークショーの担当はご主人で
奥様は、私たちと一緒にお話を聞いていました。
第一印象、お二人ともとってもお若い
まだ30代なんですね
もともと、ゲームの製作などを手掛けていたそうです。
日本製のゲーム機やマンガやアニメが大好きで
影響を受けたと話されていました。
着ているTシャツもトトロの絵が
ジブリ作品では『もののけ姫』が一番好きだとか。
ちなみに、ポ-ランド語訳で初めて
放映された日本のアニメは『セーラームーン』だったそうです。

お二人の自己紹介から始まり、『マップス』の製作手順などを
詳しくお話してくださいました。
そして、国と国との関係についても・・・
「台湾」を一つの国家として認めている国が20を切っていることや
パレスチナとイスラエルの問題(掲載できない)などなど
普段意識しない世界情勢を、再認識させてもらいました。

とはいえ、とっても楽しい絵本。
隅から隅までじっくり読んで、見て
お家で世界旅行へ

各国の国名のフォントは、お二人のオリジナルです

誘ってくれたWさん、ありがとうございました
とっても楽しかったです









コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする