グレン・グールド

『そして父になる』のエンディングで流れた曲が
グレン・グールドのピアノで「ゴールドベルグ変奏曲～アリア」でした。

おお！グレン・グールド
クラシックはまったく知らないかあちゃんが
なぜ彼を知っているかと言うと
伊吹有喜さんの「風まちのひと」を読んだからです。

「風まちのひと」は伊吹さんらしい
温かい気持ちにさせてくれる作品です。
その中で、ピアノが好きな息子さんが聞いていた
グレン・グールドのＣＤの話しが出てきました。
彼は録音現場でも、ピアノを弾きながらハミングしてしまう
くせがあったそうで、ＣＤにもそれが入っている・・・
そんな内容でした。
ハミングが入っているピアノの演奏
これはぜひ聞いてみたいとレンタルしました。
確かに！かすかですが、ハミングが聞こえます。
『そして父になる』のエンディングでも
ハミングが聴こえるので、確認してみてください

グレン・グールド、とってもイケメンです

そして父になる

淡々とした映画でした。
だからなおさらリアリティがあって
泣けました

６年間育てていたわが子が実は入れ替わってたなんて
急に言われても、どうにもできないのが本当だと思います。
親のショックやとまどいはもちろん
訳がわからない子ども達の姿が痛々しかったです。

入れ替わった原因も衝撃的でした。

もし今こんな事がわが身に起こったらどうするか・・・
(自他共に認めるとうちゃん似の息子なので、ありえないことだけど)
淡々と進む話の中で、二人のおばあちゃん(樹木希林さん、風吹ジュンさん)の言葉が
じんわりと効いてきます。
血のつながりってなんなのか・・・
考えさせられる映画です。


井浦新さんがワンシーンですが、出演されてました

同じ題材でフランスの『もうひとりの息子』という映画が
公開されているそうです。
こちらは、イスラエルとパレスチナという民族、宗教の対立も
関係していて、さらに複雑そう。
時間があったら見に行きたいと思っています。