三重県の県立高校で生活する犬のコーシローと
生徒たちの日々の物語。
読み始めて直ぐ
コーシローが捨てられてしまうシーンが
辛くて、思わず本を閉じました。
翌日、気を取り直して読み始め、
そこからは、早かったです。
昭和から平成、令和にかけて
人間関係や進路に悩み迷う高校生たちの姿は
とても眩しかった。
ときおり挟まれるコーシロー目線が良かった。
伊吹さんの作品は、いつもふんわりあたたかくて
大好きです。
高校で犬を飼っているという話は、学校名こそ違いますが
伊吹さんが通っていた高校で実際にあった話だそうです。
物語の風景も、実在するとのことで
よっかいちフィルムコミッションのHPで
『小説「犬がいた季節」散策ガイドマップ』が
掲載されていました。
桜の頃に行ってみたいな~