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●GARRIGOTTES ¥1575
カリニャン80%
カベルネ10%
メルロー10%
ずっと以前に買ったものの、その後にニューワールドに走ってなかなか飲む気にならずに置いておいたものです。このワイン、ネットで情報を得ようとするのですが見事に何もでてきません。前情報も後情報も一切なし、自分の感性のみで味わいます。
まず、香り。黒みつのような、甘く少しねっとりとした香りです。フランスワインのこのクラスのワインは、もっとフルーティーもしくは花の香りがするのが多いので、少し意外でした。
そして色。黒がかった赤。チリのような濃さではなく、光は十分に受けているのですが翳すと通さない。この特徴は「当たり」と思うワインに多いので、期待がもてます。
味わいは、甘みと酸味のバランスが良く完成度が高いものでした。固い感じはなく、すでにいくらかデキャンタをしたかのように円やかです。
線の細いエッジがグラスを演出します。とろりと緩やかに降りてくるのです。降りきる前に、またエッジを立てるとエッジ同士が重なって模様のようになります。
ほのかな樽香も感じ、噛み含みたくなる1本、まさに「当たり」でした。
カリニャン主体のワインを飲んだのは久しぶり。改めてカリニャンを調べると
カリニャン種はそのイメージに大きな問題を抱える品種で、自然と高い収穫量があったため、ワインの大量生産用また低品質のテーブルワイン用として長く使用されてきた。しかし、最近ではこの品種の長所が大きく注目されている。霜には強いが、熟期が遅いので完全に熟させるため温暖な気候で栽培される。このため、地中海沿岸部が非常に適しているとされている。収穫量は30-70 hl/haと抑えられ、プリオラートで現在も生産されているこのスペイン産の品種は、グルナッシュ種のような品種とブレンドされることで、よい酸味をもつ 色合いの深い見事なワインを造り出します。最高のテロワールで造られる際、フィトゥー・イン・ルーション、コルビエールやコート・ド・プロヴァンス等のはっきりした特色をもつぶどう畑にとってこの品種は良い選択とる。また、締まったタンニンと共に赤い果実やスパイス、ガリーグ(地中海低木林)を思わせる魅力あるアロマを持つ。
とありました。低品質?いえいえ、高品質です。