HONU体験工房 日記

honu 体験工房のブログです。
日々の屋久杉 地杉の時計体験作りを綴ります♫

屋久鹿の秘密・・具象(写実)から印象の旅

2009-12-30 | 屋久杉goods
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おはようございます。
今日はタイトルから大鉈(おおなた)を振ってしまいました。

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と、いいながらhonuで一番人気の屋久杉バンビちゃんのお話ですが・・
じつはこのバンビ、初期作品とあまり変わってないようですが、
実は大きく変わったところがあるのです!

それは、少し傾斜になるように角度をつけて削ってあるのですよ。
垂直に削り落とすとなぜか二次元から抜け出せないよなデザインでしたが、
傾斜をつけることで2.5次元的なデザインに変化しました。

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これは、ほぼ真上から撮っている画像です。
絵画的にいう影がでて、より立体的に感じ、可愛らしさとスマートさの両方が表現できました。
自称ウッド&シェルシェーパーな自分ですが、少しは近づけたでしょうか・・

そして、
タイトルの『具象から印象』のはなしにつながりますね。

このバンビを創っていて感じたのは、
どうやってシンプルに屋久鹿をデフォルメするか!
という一点でした。

シンプルって、よく使われる言葉ですが、
このシンプルを実践するのってむずかしいですよね~
人生でいうと肩の荷を降ろすことに匹敵するように感じるのは自分だけでしょうか。
ちがう言葉だとミニマリスト(最小限主義者)もあてはまるかな。
どちらにしても、最初からシンプルではなく、
身の回りをそぎ落としてのシンプル!
これを実践するのは並大抵でありません。

あなたの贅肉もそうでしょう?

そこで、ふと想ったのが写真の世界です。
いぜん紹介しましたNaki photoのGod' riverやOne heartもそうなんですが、
写真の世界って、色やまわりを修正することはできても、被写体そのものをデフォルメすることはできませんものね。
だから写真の世界は偉大な被写体が必要であり、
奇跡の瞬間が必要であり、
その奇跡に出会うための禊(みそぎ)も必要なんだと・・

Nakiさんは絵も描くので、たぶんそのあたりの棲み分けを自分のなかで作ってるように感じます。
今度、話す機会があれば、その辺りも聞いてみますね。

写真のなかった時代に発展した写実の絵画。
それが、印象派に発展していったのは、絵が写実からデザインに変化していく過程のようにも感じます。
このデザインってワードもむずかしいですが、
いまの情報過多な世の中や社会を表しているように感じます。
いま自分はこのデザインという浮遊するような世界が好きです。
シンプルなカーブィングの世界で酔いしれてみたいです。

自分は絵を勉強したことがありません。
絵の本職の方が読んだら、きっと殴られるかも・・、ですね。




今日の屋久島南部は曇りですが、時々太陽が顔をだしてます♪
気温もひかくてきあたたかですね。

年末年始も営業予定ですが、
不在の場合もありますので、お電話いっぽん頂ければかくじつに開けておきます。
phone0997-49-3145

ではでは。

お知らせ
明日31日(大晦日)は私用のため12~4時まで閉めさせていただきます。
4時以降はふたたび営業します。
朝は通常どおりの営業です。
よろしくお願いします。