ホップ物語

山形でビール原料のホップを栽培している農家の日記です。

ヒラタケの産地直送

2011-02-16 22:19:24 | きのこ栽培
今シーズンのヒラタケ出荷も後半になり、あと一ヶ月余りとなった。

昨年の秋より、市場出荷に加えて農協の仲立ちで、ある東京の飲食店にヒラタケの産地直送販売が試みられていた。

(出荷の箱は、農協で余っていたキャベツ用の箱にバラ詰めで、週に3回宅配便でお客様着払いで送った。代金の回収は、農協で行った。)



最初、出荷形態(バラ詰め)や価格の設定での試行錯誤もあり、戸惑ったのだが今月まで続く結果になった。

市場価格が変動相場になる中、僅かの数量だが、価格安定の取引で済んだことは大変な成果だったと思っている。

先方のお客様より、キャンセルされずに長く続いたのは、市場向けより、吟味したものを産直に向けた努力の結果と思っている。

市場原理だけの農産物出荷では、農業の安定経営は成り立たない。

お客様は、良品の安定的確保を求めているのだろう。私たち生産者は、価格の安定を求めている。

(ホップの契約栽培に似ているが・・・・・・・。)

これからも信頼を大切にして、お互いが良くなる産直を継続したいと思っている。


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