The Society of Hormesis ホルミシス学会

STRUCTURED MICRONUTRIENT, US PAT/TH FDA (Med), JP FDA(Food)

放射能泉

2016-11-07 21:40:12 | がん

物理学者ではないので大雑把に説明しますが、ウランもラジウムもラドンも同じ仲間で世代が異なるのです。ウランが一番の親玉です。固体のラジウムが気体のラドンに変化して空気中に放出されます。温泉でいえばウラン温泉というのはなく、放射能泉は水に溶けているラドン・ラジウムの値で決定されているので、別名ラドン温泉、ラジウム温泉と言われているのです。

 ですから、周りの空気中のラドン濃度は放射能泉であるのかないのかを決定する際には全く考慮されていません。しかし重要なのは、この空気中のラドンも、肺から呼吸で吸われて血流に乗って全身に運ばれて、その作用を発揮することなのです。

 この放射能、良い・悪いの区別は、その強さにある、という説を昨年3月31日に「ホルミシス効果」として紹介しました。温泉の効能を一言で表すと、入浴や周りの環境から受ける刺激に体が反応して、本来備わっている自然治癒力が発揮されることにあります。

 ですから、この観点からすると、微量な放射能は体にとって適度の刺激になり、色々な好影響を与えていると考えられるのです。動物実験ではラドンの吸入により、抗酸化機能が亢進(こうしん)したり、1型糖尿病マウスのインスリン分泌能低下を抑制したりすることが報告されています。

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20150209-OYTEW62824/

 


大腸癌

2016-11-07 21:38:00 | がん

大腸がん患者の数は、この30年でおよそ5倍に増え、2015年は肺がんや胃がんの患者数を超える予想となっています。

その理由として、一般的によく言われているのは、食生活の欧米化、ライフスタイルの欧米化です。ただ、そのように言われ始めてから、ずいぶんと時間がたっています。食生活の変化によって大腸がんが増えてきたのは、だいたい1990年代後半までだと思われます。

それ以降の大腸がん増加の要因は、やはり高齢化社会になったことでしょう。

食生活の欧米化によって大腸がんが増えるというのは、肉をたくさん食べるようになったことによる変化です。とくに赤身の肉や加工肉をたくさん食べると、その消化のために、肝臓でできる胆汁酸が増えます。胆汁酸が腸の中に行くと、細菌によって二次胆汁酸になります。この二次胆汁酸に、発がん性があると言われています。肉食そのものが良くないということではなく、胆汁酸と腸内細菌の影響で、大腸がんが増えたと考えられます。

肉の種類としては、牛肉でも豚肉でも、一般的に赤肉が大腸がんに関連しているとされていて、魚や白身の鶏肉は関係がないと言われています。

高齢化による要因は、遺伝子変化の蓄積です。大腸がんは、遺伝子の変化の蓄積で発生すると考えられていて、だんだん年齢を重ねるごとに、遺伝子の変化が積み重なってくるわけです。このため、年齢が高くなるにつれて、大腸がんの罹患率が高くなるのです。高齢化が進行することで、大腸がんの患者はますます増えるようになると思います。

■ステージ3でも治る確率は8割

大腸がんは、他のがんと比べて進行が早いわけではありません。突然、大きながんや、進行したがんができるのではなく、最初は小さな「ポリープ」と言われるものが、だんだん大きくなり、がんになります。がんも小さなものからだんだん大きくなる過程を経ますから、例えば、小さなポリープができてから、手術が必要になるがんになるまでの期間は、少なくとも2年以上だと言われています。

がんの中では、大腸がんも胃がんと同様に、適切に治療すれば治りやすいものです。がんには進行度合いに応じて「ステージ」があります。大腸がんの場合、「ステージ3」までに発見されれば、治る確率がかなり高いと思います。

「ステージ0」は、粘膜の中にとどまっている状態です。その後、「浸潤」と言って、少しずつ大きくなって壁の中に入り込んでいくのですが、腸の中にとどまっている「ステージ1」や「ステージ2」であれば、かなりの確率で治ります。リンパ節転移があるものを「ステージ3」と言いますが、今の日本では、「ステージ3」の大腸がんでも、80%近くは治ると言われています。これが「ステージ4」になると、なかなか治すのは難しい。

 

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20151001-OYTEW52646/?from=dyartcl_outbrain1

 


レーシック 激減

2016-11-07 13:37:54 | 健康

「レーシック」の画像検索結果

視力を矯正するレーシック手術の件数が、ピークだった2008年の45万件から14年には5万件にまで激減したとの推計を、慶応大医学部眼科学教室の根岸一乃准教授がまとめた。米国や韓国など海外では広く普及し、国内のスポーツ選手らが手術を受けたことで日本でも一気に広まったが、患者の角膜炎集団感染などが影響したとみられる。

 レーシックはレーザーで角膜を削って屈折を矯正し視力を回復させる手術で、15分ほどで終わる。根岸准教授によると、有効性・安全性を支持する研究論文は7千本以上あり、手術をした患者の95・4%が結果に満足したというデータもある。

 根岸准教授が日本眼科医会の発表資料としてまとめた推計によると、レーシック手術の症例数は00年の2万件から徐々に増え、08年は45万件に達した。だが、09年は29万件と減少に転じ、12年は20万件、14年には5万件まで減ったとみられる。福岡市のあるクリニックも、手術数はピークの09年に比べ、15年は5分の1程度になったという。

 原因の一つとみられるのが、09年に東京都内の眼科病院で発覚した集団感染事件だ。十分な滅菌処理をしていない医療器具を使ってレーシック手術をしたため、患者が相次いで角膜炎などを発症。元院長は業務上過失傷害罪で禁錮2年の実刑判決を受けた。

 消費者庁が13年、レーシック経験者600人(20~60歳代、複数回答)を調査した結果、「光がギラギラしてにじむ」(16・5%)「ドライアイが半年以上続く」(13・8%)などの不具合があったと発表したことも、減少に拍車を掛けたとみられる。

 保険適用がなく、片目で十数万から30万円ほどかかる高い手術費に加え、眼鏡ブームや、コンタクトレンズの性能が格段に良くなったことも減少の一因とみる関係者もいる。さらに、福岡大医学部眼科学教室の内尾英一主任教授は「親から授かった体を傷つけるのに抵抗があるという日本人的な感覚も影響しているのでは」と分析する。

 レーシック手術を行う岡眼科クリニック(福岡県飯塚市)の岡義隆院長は「日本眼科学会などが示すガイドラインに沿って適切に施術し、術後もしっかりケアすれば本当に安全な手術だ」と話している。

 

http://www.nishinippon.co.jp/feature/attention/article/277746

 


血液のがんATL発症リスク 喫煙者2倍超

2016-11-07 13:33:42 | がん
「喫煙」の画像検索結果
●長崎大など調査 「禁煙有効な予防策」

 ウイルス感染が原因の血液のがん「成人T細胞白血病(ATL)」の感染者のうち、喫煙者の発症リスクが非喫煙者に比べ、喫煙の本数や期間によっては2倍を超えることが、国立がん研究センターや長崎大、名古屋市立大などの20年近くに及ぶ追跡研究で判明した。感染者の長期追跡で生活習慣の発症リスクが明らかになるのは初めて。分析を担当した長崎大原爆後障害医療研究所の近藤久義准教授(疫

 ATLは、HTLV1というウイルスへの感染が引き金となって細胞のがん化が進む疾患。厚生労働省などによると、献血者のデータから国内の感染者は72万~82万人と推定。発症率は5%程度だが、発症すると治療は極めて難しい。母乳による母子感染のほか、性交渉で特に男性から女性に感染する。

 研究によると、1993年時点の感染者で40~69歳の1332人について、2012年までの平均17年間追跡。喫煙経験があったのは男性72%、女性2%で、追跡期間中に25人がATLを発症した。

 喫煙と発症の関連性を分析したところ、1日に吸うたばこの本数が増えるほど、さらに喫煙期間が長くなるほど発症リスクが高まり、1日20本、40年間吸い続けた人は吸わない人と比較して発症リスクは2・39倍に達したという。飲酒による発症リスクも分析したが、影響はみられなかった。千人当たりの発症率は男性2・21人で、女性0・74人より高かった。

 近藤准教授は「男性の喫煙者はとりわけ発症リスクが高い。治療法が確立していない現時点では、禁煙は有効な発症予防策」と指摘する。厚労省研究班などによる献血者データに基づく報告では毎年4千人の新たな感染者が発生していると推定されている。近藤准教授は「カウンセリングなどで感染を防げる可能性があり、感染への対応について普及啓発も重要」と提案する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161107-00010004-nishinp-sctch