羽鳥湖高原徒然記

福島県羽鳥湖高原 ルークのお父さんのなんでも雑記帖

わかれゆく峠の茶屋の雨だれの水

2012年03月20日 | うんちく
12年前、羽鳥湖高原を走行中に川の流れがいつのまにか逆に・・・

なぜ?
羽鳥湖は鳳坂峠を境に分水嶺として太平洋側と日本海側に豊かな水の恵みをもたらしているのです

天が栄える村、天栄村は昭和30年に湯本村、牧本村、大里村、広戸村の四村の合併により誕生、現在の人口は6000人強、村名は金山として栄えた中央部の天栄山に由来しています

東西に広がる面積の大きな村で役場のある平野の東部地区は降雪の少ない太平洋気候
私たちの住む山間部の西部地区は積雪が2mを超える日本海気候と環境が大きく異なります

昭和14年に訪れた画家の川合玉堂は『日本海太平洋とわかれゆく峠の茶屋の雨だれの水』と詠みました

羽鳥湖の由来は国家プロジェクトとしてダム湖として完成した際に湖底に沈むことになった羽鳥集落から付けられました
戊辰戦争では会津藩や新撰組藩士が白河から退却の際に羽鳥集落を通ったようです

羽鳥湖から役場まではほとんど信号もないのですが、車で30分
明日は役場と白河に所用で出かけますが100kmのドライブでしょう