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子どもについて

2018-09-01 00:38:22 | シェア
詩の紹介を…





息子が生まれて間もなく、絵本の読み聞かせを長年されていた人生の大先輩から、2冊の絵本とB4サイズの紙を1枚贈られた。

紙にはこう書かれていた。


子どもを胸に抱えた女が言った。
お話し下さい、子どものことを。

あなたの子は、あなたの子ではありません。
自らを保つこと、それが生命の願望。
そこから生まれた息子や娘、それがあなたの子なのです。
あなたを通ってやって来ますが、あなたからではなく、あなたと一緒に居ますが、それでいてあなたのものではないのです。
子どもに愛を注ぐがよい。
でも考えは別です。
子どもには子どもの考えがあるからです。

あなたの家に子どもの身体を住まわせるがよい。
でもその魂は別です。
子どもの魂は明日の家に住んでいて、あなたは夢の中にでも、そこには立ち入れないのです。

子どのようになろうと努めるがよい。
でも、子どもをあなたのようにしようとしてはいけません。
なぜなら、生命は後へは戻らず、昨日と一緒に留まってはいません。

あなたは弓です。
その弓から、子は生きた矢となって放たれていきます。
射手は無窮の道程にある的を見ながら、力強くあなたを引きしばるのです。
彼の矢が遠く遠くに飛んで行くために。
あの射手に引きしばられるとは、なんと有難いことではありませんか。
なぜなら、射手が、飛んで行く矢を愛しているなら、とどまっている弓をも愛しているのですから。

「預言者」カリール・ジブラン:著
 佐久間 彪 :訳




何度もなんども読んだ。

子どもの魂は明日の家に住んでいて、
あなたは夢の中にでも、
そこには立ち入れないのです。


この箇所が、子育ての指針となった。


子どもは私とは別人格。
出来ないことだけ手伝ってやって、あとは見守るだけ。



 

私がこの詩を頂いたように、
親になった友人・知人には、この詩を贈ります。






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