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クライシスカウンセリング

2019-02-18 00:24:32 | シェア
記事アップしようと思いつつ、途中放置…(^_^;)

大切なことなので、2ヶ月ほど前のことですがシェアします。


Face Bookへのアップ記事はこちら⇒☆☆☆


 



クリスマスを目前にした年末、メンタルレスキュー協会の下園壮太先生の講座を受講しました。

 『クライシスカウンセリング』
 〜 身近な人を自殺で失った方への支援 〜

初めに話されたのが、ストレス対処の原則として「ストレスから逃げる・離れる」こと。

不必要なストレスは、受け続けなくてもいいのです。
ストレスは受ける必要がありません。

ストレスを受けることで、身体は疲労します。

そしてその疲労は回復不能となり、うつ状態に陥り、ある日突然、自殺してしまう…という事態を招くことになるそうです。


印象に残ったのは、傾聴は基本中の基本ではあるけれど、傾聴だけでは何の支援にもならない…ということでした。
これは、SNSカウンセリングを通して感じていたことなので、大きく頷けることでした。

そして、クライシス(危機的状況)に陥っている人は、違う視点や適切な情報を伝えることで、状況の悪化を回避できるということです。



自殺現場に遭遇したり、身近に自殺者が出た当事者は、「あの時自分が○○していれば、あの人は死なずに済んだのでは…」という自責の念に駆られることがあります。

この時、遭遇した状況を思い描ける程できるだけ詳しく聴き、共感・共有する…
それだけで、当事者は自責の念から解放されるそうです。

メンタルレスキュー協会では、「遭遇した状況をできるだけ詳しく聴いて共感・共有」することを重要視し、カウンセリング時間の7割を費やすそうで、それによりクライアントとの信頼が築きやすいと言います。



確かにそうです。
実際、義父の自殺未遂現場に遭遇した私は、第一発見者であった為に警察・消防・医療機関からの事情聴取を受けました。
精神的なダメージが大きく、その直後から過呼吸になり、希死念慮に苛まれて心療内科を受診、転居することになりました。

夫にさえ詳細に話すことができなかった上に、責められました。
責められることで益々自責の念に駆られ、どんどん自分を追い込み…悪循環です。




クライシスカウンセリングでは、この悪循環を断ち切る為に、詳細に話を聴きながら、その時の状況をクライアントと一緒に再体験する…そして別の視点を提示します。

渦中にいるクライアントに別視点を提示することで、同じ出来事でも違う体験として感じられるようになるのです。

これは心匠セラピスト講座での“トラウマキュア”に共通することです。
(昨年記事にしています。こちら⇒☆☆☆




クライシス(危機的状況)、
当事者でもあった私…受講してよかった講座でした。






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