西東京市市議会議員 保谷清子のつれづれ日記

西東京市市議会議員の保谷清子です
ちからを合わせてみんなで豊かに暮らせる西東京市を創りましょう

「原発・今後のエネルギーは?」 -ぴったりの本を紹介します。

2011年05月06日 | 日記
 先日、私のブログに「原発について、また、今後のエネルギーのありかたについて、勉強したいと思っています。参考になる本やお薦めの本がありましたら、ブログにUPしていただけませんか。」というコメントが届きました。2冊の本をおすすめしましたが、そのうちの1冊を少し詳しくご紹介します。

 おすすめしたいのは、吉井英勝著「原発抜き・地域再生の温暖化対策へ」(新日本出版社(2010/10) ISBN-10:4406053921 ISBN-13: 978-4406053921)です。

 吉井英勝さんは、日本共産党(携帯の方はこちらへ)の衆議院議員です。私の2011年4月19日のブログ「地震は天災、原発事故は人災・・・・・」で2006年3月の衆議院予算委員会分科会での吉井議員の質問を紹介していますが、この吉井さんの著書です。

 吉井さんは、京都大学工学部原子核工学科を卒業。1967年民間企業に入社。会社から派遣されて東京大学原子核研究所等で絶縁体薄膜などの研究に従事した経歴を持ちます。日本共産党の国会議員の中でも「原発」の専門家なのですね。

 この本は、昨年(2010年)の10月に出版されたものです。2011年3月11日に起きた「東日本大地震」以前なのです。けれども本では「なぜ日本は原発推進路線なのか」「差し迫った原発の老朽化対策と大規模地震問題」「原発依存からの脱却という道」「今ある危険から住民の安全を守る」「再生可能エネルギーの豊かな可能性」など、現在、放射線や放射性物質の漏洩が起こっている背景・原因・対策・今後のあり方に応えるものとなっています。

 本の中で吉井さんは、「環境と原発とエネルギー、地域経済再生はバラバラのものとして考えるのではなく、一体的に考えることが大事」と強調をしています。
 「その解決は、大企業への二酸化炭素排出削減などの規制措置とともに、日本各地のそれぞれの自然や条件にあったエネルギーの産出にあると考えています。しかもそれは、中小企業の仕事起こし、地域の雇用の拡大で住民、青年に働く場所を生み出すことにも結びつきます。」とこれからのエネルギーのあり方を示唆しています。「原発に依存するしかないのか」と心配している方にとっては、「目からウロコ」ではないでしょうか。

 ぜひ、読んでみませんか。




にほんブログ村ランキングに挑戦します!
1日1回クリックして応援してください

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます。 (くりちゃん)
2011-05-08 01:41:16
本のご紹介、ありがとうございます。
地元の本屋さんにみあたらなかったので、注文してみようかと、思っています。
菅さんが、浜岡原発の停止を決めたとのニュースをみましたが、今後エネルギーをどうするのかについては、語らずじまい。良かったと思いつつも.....ですね。
返信する
本の値打ち (保谷清子)
2011-05-10 09:29:44
くりちゃんへ

 ぜひ、本屋さんで注文して読んでみてください。本の中味には、専門的で難しい箇所もあります。私は飛ばして読みました。

 一般のテレビや新聞報道とは違った、原発の歴史的背景や解決の道筋が書かれているところが、この本の値打ちだと思っています。

 「浜岡原発の停止を決めた菅さんのテレビニュース」、私も見ました。記者の「浜岡だけですか?他の原発はどうするのですか?」の質問に菅さんは答えませんでしたね。

 全国の原発を総点検し、原発に依存するエネルギー行政から、自然エネルギーを活用した安全優先のエネルギー行政に変えていくべきですよね。

 









返信する

コメントを投稿