ワイン農家のつくりかた~Natan Weinberg

”ワインと人生を共にしたい人”が行き着きたい場所へ手ブラで向かって足掻いてる模様

ちょっと待ったはない

2016-07-10 10:19:50 | 日記
160本の苗はそれぞれちがう。

気付けばここに植えられ、生きようと根を張りツルを伸ばし実をつけたがる。

その単純なことが思い通りにいかず苦しんでるサインが出る。









まさに人間が皮下出血を起こした時のような赤い斑点のサイン。



大事な根元を虫に侵食されていました。



さらに



影になっているのではなく本当にこんな青紫色になってしまった新梢。
窒息しそうな表情…

こちらも枝を広く虫に侵食されています。


ほか、ベト病・萎縮病・黒とう病…


日本はワイン葡萄の適地でない。
その中でもこの地はさらに多雨多湿高温と、この葡萄達には厳しい。


分かっていたが、こうして毎度目の当たりにすると、さすがに辛い…


もちろん屋根を付けたり薬品散布などが効果的なことは承知のうえなんやけど……




どうしてあげたらいい。。

どうしてほしい。

何が出来る。

よく見て。よく感じて。

何が出来る。
何が出来る…


虫や菌がいることは自然なこと。
この地にこの葡萄達を参入させた私という人間が不自然な存在。

そこをどう仲間に入れてもらえるか…

考える