我が部屋は家の東端、その部屋の東側面にベッドを置いているので、朝日が庭木の間から窓ガラスに射し込んでくる。遮光性のカーテンを懸けてはいるが、日の出の時間が早くなると家で一番始めに明るくなる。季節のうつろいは寝ながらにして分るのである。
昨夜も就寝は3時ちょっと前だったが、7時には目が覚めてそのまま起きてしまった。習慣で
ファンヒーターのスイッチを入れるけれど室内温度は15℃、すぐに温まって20℃を超えた。
寒さの残る三月だったが、さすがにお彼岸ともなれば暖かくなる南国である。
部屋の南側はテラスへ出るガラス戸なので、このページでもしばしば登場する庭の山茶花や鳥たちの姿は座卓にすわって眺めている。レンギョウの黄色が目立ちはじめた。山茶花の枝葉が前面に威張っているので、こちらからはその隙間から見えるわけだが、満開の時期には華やかな背景色となる。
PCに疲れて庭へ下りて見た。日差しの力は冬場よりうんと強くなって、まともに当たると暑いくらいだが、北西から隣家の間を吹き抜けてくる風が今日もかなり強く、やはりまだ冷たい。
肥後椿がかなりの数咲いている。前にも書いたけれど、二種類の花が混じりあって面白い配置を見せたりする。ただこの花は盛りの期間が短くて、花びらが縁から茶色に汚れはじめてやがて寿命が尽きると大輪の花ごとポタリと落ちる。栄枯盛衰を絵に描いたような花なのである。