亡くなる前に一言 元会社の上司を呼び付け恨みをぶちまけた部長 彼は大百姓の家に大反対のすえ婿に入ったのだ もともと彼の家は人里はなれた僅かな農地を持った三男坊民謡の好きな彼はサークルできれいな女性と知り合う 彼女の家ではそれ相応の構えの家からの婿を迎えるつもりであった義母は いつもしとやかな和服を着て背筋を伸ばし話し方も丁寧で 由緒ある家の方だと誰もが認める女主人であった 大反対のすえようやく結婚が決まったが 結果的に婿さんと義母はとても中が悪くお互いに無視している 間に入っている奥さんもいつも冷や冷やしていた 連絡も孫をとうしてである。
会社でも彼は婆さんが早く亡くなって欲しいことを公言していた 大きなお屋敷に住み たくさんの土地を人に貸し 気が向いたら デパートに出かけ あいている時間に友達とお茶して誰にも手を借りず一人でほぼ生活して歳を重ねていた お孫さんの提案で近ずく80歳の誕生日を近くの親族を読んでの祝いが計画されていたのに 秋も近ずく少し膚寒くなった朝に 朝食の用意ができお孫さんが知らせに向かった
上げた布団によりかかり彼女は息絶えていた これが大往生か !
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