3月10の日曜日は、午後から天候が大荒れとなりました。
さあ、一年以上に及んだの合唱練習の総仕上げであり、私の宿敵である指揮者:延原 武春氏との対決の日です。
彼は、バロック音楽の権威として指揮者として名声をはせておられますが、
平成4年の高槻市民合唱団の演奏会、モーツァルト:「レクイエム」を、超速で指揮して私の心をズタズタにしてしまったという意味での、うらむべき「仇敵」です。
(なにせ、カール・ベームの指揮(CD)のモーツァルトの「レクイエム」で耳がなじんでいたから耐えられなかったのです。その時の、旧文はこちらから。)
それから20年も経ていて、指揮者練習で久しぶりに延原氏を拝見したときには驚きました。
歳月が彼を実に好々爺然とした愛嬌のある容姿に変えていたのです。(最近の延原氏)
かっての指揮者と合唱者の対決は、果たして混迷の中の思いこみにすぎなかったのか。
新たな曲目で再度、確認(氏との相性…。)してみようと思って今回のメンデルスゾーン:「エリヤ」合唱団募集へ応募してみたのでした。
随分と優しくなった氏…。夙川のカトリック夙川教会での最初の指導では、そう感じ取れました。
ところが、私のほうが課題曲をこなせずに度々、挫折しそうになりました。
特に、夏が終わり、これから練習は佳境に入るという時期(9月、10月)に体調がイマイチ。
日中は神戸や吹田の阪大病院まで出かけて、高槻駅に5時過ぎとかギリギリ6時とかに帰りつくと、へとへとでもう練習に行く気がしない。
仕方なく自宅で練習ということにして休み続き。久しぶりに練習に出て見れば、「完璧な落ちこぼれ」で回復は期待薄。
最後まで、客席での演奏会が望ましい。と思いつつ、ずるずると練習には出かけていき、オケ合わせもやってきました。
「えーい。いざとなったら客席だ」と開き直ってオケ合わせに参加。
きっと延原氏は完璧主義なのでしょう。
オケ合わせ的な舞台稽古は2回もありました。
その割には、高槻コンサート協会のK氏が事前に企画した、演奏会舞台での合唱団の立ち座りはほぼ無視。
本番当日まで、楽譜のどこで合唱団が立ち上がるのかは不明(あやふや…)。
(演奏会、前日の夜のオケ合わせが終わると、K氏は「明日の本番の舞台での立ち座りは、延原先生の指示に従ってください。」と言いました。
しかも、当日のゲネプロは無し。
いえ、代わりにリハーサル練習はありました。
でも本番と同じ様な形式でやられる、事前演奏(ゲネプロ)が無しでは、ちょっと全員の自信が湧いてきません。
しかもリハーサルは終了時間が大幅に遅れました。
11時から13時にゲネプロのはずが、代わりのリハーサルが終了したのは13時45分です。
15時から本番ですよ。
食事して、トイレ行って、着替えて、並んで、少し発声や内輪で練習をして…。
これがギリギリ14時45分までの休憩というのですから、最後の発声や練習は無くなりました。
慌てまくって、大変でした。
ゆとりの気持ちもなく、本番へ突入です。
これが本当の舞台人の味わう本番前の慌ただしさなのかもしれませんが…。
素人合唱団としては大変でしたよう~。
とはいうものの、終了してみての皆の意見は、
「楽しかった~。」です。
またも私達、合唱団の仲間を混乱の極みに落とし込んだ、変人:延原 武春氏ですが、
意外にも、変種リハーサルを通じて、私達の気持ちをリラックスさせてくれたのかも知れません。
19番の後半で、少年の歌、「海から小さな雲が上っています。人の手のひらほどの雲が。天は雲と風で暗くなり、音がだんだん激しくなっています!」
などの時は、オペレッタ様な雰囲気を出すようにソリストに指示をだして歌わせたのだった。
まあ、そんな余分な演出によりお昼ご飯休憩が不足したのであったが…。
今回は、無事に終わったのであるから良しとしようか~。風信子。次回、延原氏指揮で歌うかどうかは不明ですが~。
天才指揮者は、素人合唱団をキリキリ舞いさせるものなのだろうか
参考ブログ
はざくらの気ままな暮らし
Poohさんのひとりごと
!-- 本日のつぶやき♪
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さあ、一年以上に及んだの合唱練習の総仕上げであり、私の宿敵である指揮者:延原 武春氏との対決の日です。
彼は、バロック音楽の権威として指揮者として名声をはせておられますが、
平成4年の高槻市民合唱団の演奏会、モーツァルト:「レクイエム」を、超速で指揮して私の心をズタズタにしてしまったという意味での、うらむべき「仇敵」です。
(なにせ、カール・ベームの指揮(CD)のモーツァルトの「レクイエム」で耳がなじんでいたから耐えられなかったのです。その時の、旧文はこちらから。)
それから20年も経ていて、指揮者練習で久しぶりに延原氏を拝見したときには驚きました。
歳月が彼を実に好々爺然とした愛嬌のある容姿に変えていたのです。(最近の延原氏)
かっての指揮者と合唱者の対決は、果たして混迷の中の思いこみにすぎなかったのか。
新たな曲目で再度、確認(氏との相性…。)してみようと思って今回のメンデルスゾーン:「エリヤ」合唱団募集へ応募してみたのでした。
随分と優しくなった氏…。夙川のカトリック夙川教会での最初の指導では、そう感じ取れました。
ところが、私のほうが課題曲をこなせずに度々、挫折しそうになりました。
特に、夏が終わり、これから練習は佳境に入るという時期(9月、10月)に体調がイマイチ。
日中は神戸や吹田の阪大病院まで出かけて、高槻駅に5時過ぎとかギリギリ6時とかに帰りつくと、へとへとでもう練習に行く気がしない。
仕方なく自宅で練習ということにして休み続き。久しぶりに練習に出て見れば、「完璧な落ちこぼれ」で回復は期待薄。
最後まで、客席での演奏会が望ましい。と思いつつ、ずるずると練習には出かけていき、オケ合わせもやってきました。
「えーい。いざとなったら客席だ」と開き直ってオケ合わせに参加。
きっと延原氏は完璧主義なのでしょう。
オケ合わせ的な舞台稽古は2回もありました。
その割には、高槻コンサート協会のK氏が事前に企画した、演奏会舞台での合唱団の立ち座りはほぼ無視。
本番当日まで、楽譜のどこで合唱団が立ち上がるのかは不明(あやふや…)。
(演奏会、前日の夜のオケ合わせが終わると、K氏は「明日の本番の舞台での立ち座りは、延原先生の指示に従ってください。」と言いました。
しかも、当日のゲネプロは無し。
いえ、代わりにリハーサル練習はありました。
でも本番と同じ様な形式でやられる、事前演奏(ゲネプロ)が無しでは、ちょっと全員の自信が湧いてきません。
しかもリハーサルは終了時間が大幅に遅れました。
11時から13時にゲネプロのはずが、代わりのリハーサルが終了したのは13時45分です。
15時から本番ですよ。
食事して、トイレ行って、着替えて、並んで、少し発声や内輪で練習をして…。
これがギリギリ14時45分までの休憩というのですから、最後の発声や練習は無くなりました。
慌てまくって、大変でした。
ゆとりの気持ちもなく、本番へ突入です。
これが本当の舞台人の味わう本番前の慌ただしさなのかもしれませんが…。
素人合唱団としては大変でしたよう~。
とはいうものの、終了してみての皆の意見は、
「楽しかった~。」です。
またも私達、合唱団の仲間を混乱の極みに落とし込んだ、変人:延原 武春氏ですが、
意外にも、変種リハーサルを通じて、私達の気持ちをリラックスさせてくれたのかも知れません。
19番の後半で、少年の歌、「海から小さな雲が上っています。人の手のひらほどの雲が。天は雲と風で暗くなり、音がだんだん激しくなっています!」
などの時は、オペレッタ様な雰囲気を出すようにソリストに指示をだして歌わせたのだった。
まあ、そんな余分な演出によりお昼ご飯休憩が不足したのであったが…。
今回は、無事に終わったのであるから良しとしようか~。風信子。次回、延原氏指揮で歌うかどうかは不明ですが~。
天才指揮者は、素人合唱団をキリキリ舞いさせるものなのだろうか
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