風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

☆ 児玉 清さんの著作、『寝ても覚めても本の虫』

2011年05月17日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
アタック25の司会者として有名な児玉 清さん。私にとっては俳優さんとしての印象が強い。

胃がんにより3月下旬より入院、詳しい検査と治療に努めていたが肝臓への転移もあり容態が急変し逝去。とのこと・・・。77歳。まだ惜しい方である。

寝ても覚めても本の虫 (新潮文庫)
児玉 清
新潮社
たぶん昨年か一昨年か、『寝ても覚めても本の虫』を買ったものの集中できずに、読むのを諦めていた本。それが、最近になってスラスラと楽に読めるようになったから不思議。思えば、読んでくださいね。と後押しされていたのかな・・・。


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☆ 『リンゴが教えてくれたこと』~農業家、木村 秋則さんの本を読んで・・・。

2011年03月27日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)
木村 秋則
日本経済新聞出版社


東京・白金台の閑静な住宅街にひっそりと佇む一軒家フレンチ『Chez Iguchi 』(シェ・イグチ)のオーナーシェフである井口久和さんは、

木村 秋則さん(青森県弘前市)のリンゴ園で栽培されたリンゴのことを『奇跡のりんご』とよんでいます。

なぜ奇跡のリンゴなのかは、 http://www.cheziguchi.com/kimura_sp.htmをご覧ください。

そうですね。木村さんの育てたリンゴは腐らなかったらしいです。


無農薬・無肥料・自然栽培によるリンゴ栽培から始まった木村さんの仕事は国内・海外における農業指導をするまでになっています。(全国各地での講演もされていましたが、あまりの忙しさに中止されているようです。)



本を読んで知ったこと。アメリカ大気圏局の発表によると、農家が利用する肥料・農薬は温暖化現象に拍車をかけているということです。

つまり、10キロの窒素肥料を作物にまくと半分の5キロは空中に舞い上がり、ガス化してしまうということ。大気汚染の原因の一つになっているという指摘です。

もっと詳しくは、『降りていく生き方』http://www.nippon-p.org/blog/2010/08/post_122.html

 の記事の下のほうにあります。以下は、『降りていく生き方』の参照です。

これは、先頃報道された読売新聞の記事でも報じられました。

======== 以下、読売新聞より引用 ======================

一酸化二窒素(N2O、亜酸化窒素)という温室効果ガスの大気中濃度が1950年代から急増しており、その主な発生源は窒素肥料が散布された農耕地であることが、南極などの雪氷内に閉じこめられた過去の大気の解析で明らかになった。洋研究開発機構・地球環境フロンティア研究センターなどによる分析結果で、人口増に伴う農耕地の拡大のほか、化学合成された窒素肥料の普及と過剰散布も背景にあると考えられるという。
==============================================


木村 秋則さんという方は、まるで昆虫学者ファーブルの様ですね。虫の観察から始まり、キュウリのひげが、好きな人になら巻き付き、苦手なら巻きつかないとか結構おもしろいことばかり書いてあります。

そして、簿記を学んで会社勤めもしたこともある木村さんは経営家でもあります。単なる思い付きでやってこられた訳でもなく、理論の裏付けもあり利益も考えてのやりかたなのです。

さらに、農機具などの修理も自分でこなさなきゃ農家運営はできないと唱えることが立派です。ちょっとしたものなら自分で修理していこうと考えることが出来る人はなかなかいないらしいです。

最後に木村 秋則さんのサイトを二つ紹介します。

オフシャルサイト: http://www.akinorikimura.net/

Facebook 木村秋則-Akinori Kimura-|自然栽培実践塾@はくいさん:

             http://www.facebook.com/album.php?ofile=1&id=196315137063194

なんだか私もフェイスブックしたくなってしまったなあ。



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☆『文藝春秋』の3月号の、吉例 「新春外国人句会」が面白い。

2011年02月27日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
「文藝春秋」 2011年 03月号といえば、第144回 芥川賞発表として二人の受賞者の作品を載せているのが評判となって部数が伸びているかもしれない。

文藝春秋 2011年 03月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
文藝春秋

≪26歳きらめく才女と43歳私小説の鬼 時代に選ばれた両極の作品≫として、朝吹真理子氏と、西村賢太氏を紹介している。

それらは人気記事と一緒に『立ち読み』から、一部よむことができます。

でも、興味があるのは、月刊「文藝春秋」電子版  2月10日(2011年3月号)より海外配信スタート!
                   
                   ということかな。

そして、一番に面白かったのは、「新春外国人句会」でした。

「新春外国人句会」は、金子兜太を宗匠として、日本語が達者な外国人の方達と俳句を楽しむ、という企画らしいです。すでに3回目とか。

モレシャンさん(エッセイスト・仏)。姜尚中さん(東京大学教授・韓)。ジローラモさん(エッセイスト・伊)。楊逸さん(作家・中)。ビナードさん(詩人・米)、以上の5名+金子さんを含めた人数で俳句を詠みます。

今年は題が「蜜柑」と「蒲団」と決まっていて、それぞれ各人が2句詠んでくるのだそうです。
集まった句の中から気にいったものを一人、3句えらぶというものです。(自分の句はとうぜんですが選んでは駄目だそうです。)

その集まった「蜜柑」の12句のなかから私も3句選んで、鉛筆で○印をつけていきます。

そのあと合評をするわけですが、私が選んだ句に多数の票が入っていて嬉しかった。

  ○手に落ちて月と思えば蜜柑なり

  ○水仙と蜜柑と犬の間抜け面

  ○漁港に浮く蜜柑の皮や今日も時化


作家の楊さんの詠んだ句が人気を得ていて感心しました。凄いな。

年に一度の「新春:外国人句会」、初参加の姜尚中氏が、「いやあ、こんなに楽しいものだとは思いませんでした。」といい、TVでもやってみたいな。とのこと。

金子宗匠は、「NHKに言っといてください。」

本当だ、TVでもやってくれたら面白いだろう。それか、「外国人句会」を季節ごとにするとか・・・。

あまり票の取れなかった宗匠いわく、

「今日はちょっと忸怩たるものがあったから、また来年挽回したい。」

とは92歳とは思えない元気な方であった。

  ビナードさん 「でもこれは、季重ねですね。切り炬燵と蜜柑で季語が重複。」

  金子さん   「私は季重ね構わない派なんだ。陳腐なこと言っちゃいけねえぜ。」


大好きです。



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☆ 「孤独死をおそれてはいけません!」 作家:曽野綾子さんの警句です。

2011年02月20日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
「老いの才覚」・・・。実は、まだ読んでいない本です。

 この18日(金曜日)に美容院で手に取った雑誌:「女性自身」2月8日号に載っていた曽野綾子さんの記事で知りました。

読まずに紹介するのは、ちょっと面映ゆいのですが、自分の体験もあって、是非とも紹介したいですね。


老いの才覚 (ベスト新書)
曽野 綾子
ベストセラーズ


その、おっしゃることに真剣に頷けました。思わずソウダと手を打ちました。

記事の内容は全部は覚えていないのですが、実に新鮮で真っ当な考え方だと思います。

・ひと昔前まで、人は死ぬまで働くのが当たり前だった。

・老年の仕事は孤独に耐えること。

・娘や息子が何をしてくれない。と、くれない族にならないこと。


誰しも老ゆれば、誰かに頼りたくなるのは自然とも思えますし、気持ちもよく分かります。が、それが甘えとなっては嫁いだ娘にはとても負担だということです。

実をいうと、この20年間というものは父と母が、長女ということを盾にとって、私に負いきれないほどの過度の重荷を背負わせてくれていたなあと思うのです。

精神的な依存も強く、10年ほど前には、
「宮崎へ戻って欲しい。」「仕事(夫の)を辞めて帰ってきて欲しい。」等と責めたてられて辛かったです。
(お願いだから大阪へ出てきて欲しいと幾ら頼んでも今更、知らない土地には住めないとのこと。自分の都合ばっかりじゃないですか。)

同時に、嫁ぎ先からも同じことを言われましたからホントに参ります。

夫は三男なのですが、義妹の夫からは、

「高鍋に戻ってきて、脳梗塞の父を見て、同居の母と病気の弟の面倒を見て欲しい。」

と言われました。そのときも色々、理由をあげて断りましたが、結局は、子供のいない夫婦は身軽だから帰ってきて当然という考え方なのでしょうね。

「仕事(夫)はどうするの?」と聞くと、「なんででん、見つかるじゃろ」と軽くいなされました。

「私も長女だから病気がちの両親が悪い時は今でも帰省しているし・・・。」というと、

「こっち帰ってきたら、両方とも面倒みられるがね。」と明るい声。

(そんな簡単にはいくもんですか・・・。)
だからって、婚家の両親の看病を全く、ほったらかしではなかったですよ。(当時もフルタイムで仕事していましたが。)

入院したときき、人出が足りないと聞けばスグ帰りました。悪い事は重なるもので、宮崎の父が肺炎で入院中。義父が糖尿で入院。義母が白内障の手術で入院となったときには、戻って、リュック背負ってバスで一日で全部の病院を廻りました。

トライアングルだねと笑っていましたが、起点の実家からだとスクエアですよね。

宮崎市郊外の住吉から先ずはバスで宮崎市内の実父の病院へ行き、次に西都市の義父の病院へ。洗濯物を持って、義母の入院する高鍋町の病院へ駆けつけました。

義母が心臓病で入院して大変ときけば、帰省して3日程病院へ寝泊まりしました。夜も簡易ベッドで寝ながら義母がベッドから落ちないように片足延ばしていましたし、二時間置きにトイレ介助をしました。で大阪に戻ったら仕事に行きます。

でもね、大阪で暮したのが宮崎で暮したよりも長い私には、ここで暮し続けるという気持ちが強かったのです。勝手だと言われると切ない気持です。

父と母。50代半ばから不安と病身のことを耐えず訴えてきたけど、ちょっと早すぎだよね。同じ年齢になってみて、もう少し気持ちだけはシッカリしていて欲しかったなと思います。

私の夫も病身でしたから・・・。



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☆ 「私は泣かない、屈さない」 がドラマになった! 独占手記:村木 厚子(むらき あつこ)さん

2011年01月31日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
昨年、9月10日発売の「文藝春秋10月号」で読んだ、「独占手記」 厚生労働省 女性キャリア幽囚 463日が、TVドラマ化されました。
ぜひとも見て欲しいです。今夜9時から毎日テレビで放送されます。


文藝春秋 2010年 10月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
文藝春秋

もちろん、厚生労働省 女性キャリア幽囚とは、 「村木 厚子」さんのことですが、wikipedia(ウィキペディア)で調べると、

~仕事に臨むまじめな姿勢や、低姿勢で物腰柔らかく、誰も怒らせることなく物事を調整することができる、敵を作らない典型的な調整型官僚として有能であることが評価されていた。松原亘子に続き、女性としては二人目の事務方トップである事務次官就任の可能性もささやかれていた。~ という優れた人材です。


この記事を取材・構成したのはジャーナリストとして有名な、江川 紹子さんです。

プロローグ「妻として、母として、公務員として失ったものは多い。
      
                   だが、この悪夢はあなたをも襲うかもしれないのです。」



 この「独占手記」はリンク先「文藝春秋」10月号の“立ち読み”で一部分を読むことができます。

私としては、P95にある、「~逮捕されました。この時、夫は海外出張中。上の娘は、もう社会人で一人住まいをしていますし、家には高校三年生の次女が一人きりです。~」に、最も心を動かされました。

今朝、「はなまるカフェ」でも紹介されましたが主演は、「田中 美佐子」さんです。
彼女の語ったことも同じでした。家族の絆。 愛情。それを頼りに頑張った。そのへんをご覧くださいとのことです。

    「特捜検察からの不当とも思える取り調べが続くなか、 家族との絆だけが支えだった。 ジャーナリスト江川紹子さんの実際の冤罪事件の取材記事をもとに、 信念を貫き通した女性とその家族愛を描いた感動作になっています。」


     ☆月曜ゴールデン「私は屈しない~特捜検察と戦った女性官僚と家族の465日」今夜9時放送です。


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☆風信子の~心の痰壺ではない、『4行日記』という方法を知った。

2011年01月20日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
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■今日は大寒である。でも部屋の温度は21度で暖かい。(事実)

◆南国育ちの私は意外と大阪人より寒がりでない。(発見)

●「寒い寒いとつぶやくのはやめよう」(教訓)

★私はこれからも元気に生きる。(宣言)

というのが『4行日記』というものだそうだ。

婦人公論 2011年 1/22号 [雑誌]
クリエーター情報なし
中央公論新社


ついつい愚痴っぽくなってしまうのは習性であるが、婦人公論の1/22号のP26では詳しく紹介されている。

〈体験ルポ・隠れた本音を見つける新習慣〉
          「4行日記」で“反省頭”を“前向き頭”に切り替える 取材・文 野原広子さん

なるほどなあと思った。しかし否定的な言葉を使わない等、慣れるまでは、そこが難しいのである。
たとえば、「私は忘れ物をしない」・・・と打ち消しはダメ。そこがミソらしい。私には、ちょっぴり反省かも。

さあ、これから夕食の支度をして市民合唱団の『メサイア』の3回目の練習に行こう。
また、報告しますね。




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風信子の☆ 好きな本の紹介。1月18日 『インテリジェンス人間論』 著者:佐藤 優(まさる)

2011年01月18日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
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インテリジェンス=諜報(ちょうほう)

諜報=外交において、主に秘密裡(ひみつり)に行われる情報活動。

さらに、佐藤 優氏においては、インテリジェンスとは
「知識の量ではなく、生き残るために知をどのように活用するかという『構え』の問題だ。」


インテリジェンス人間論 (新潮文庫)
佐藤 優
新潮社


この著者を知ったのは、『国家の罠』であるが、自分自身の体験を踏まえて、国策捜査などという初めての、おどろおどろしい世界を解説し、垣間見せてくれた。冷静かつ、その真摯な生き方に、その時から信頼を寄せるようになった。

今回は、今までに係わった内外の政治家や外国指導者の性格やインテリジェンス能力についての内容である。
小渕総理の優れた情報感覚についての記述では、ブッチホンと称された人間味ある柔らかな政治家・小渕氏の意外な一面を明らかにして、なおかつ陸軍中野学校出の叔父の小渕岩太郎による薫陶があっての情報に強い政治家になれたことを紹介している。

いやいや、紹介されている政治の世界は、ここでは語りきれないほどだ。是非、一読を願う。・・・とはいうものの、「キリスト」についての考証というか内容もあり様々なことが盛り込まれており後半は読むほうがダラケテしまった

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて
佐藤 優
新潮社


なお、昨年の11月12日の朝日の記事、オピニオンの中で『流出』事件に触れて、尖閣列島の映像流出についても、私が頷ける深い洞察をしめしている。

みだし、『同情にも称賛にも値しない』とビデオを流した者に対して手厳しい内容である。すでに記事は取り込めないので氏のブログに同様の内容がUPされているので、そちらを参照してほしい。


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☆風信子の♪ 本の紹介。1月15日 『風をつかまえた少年』 著者:ウィリアム・カムクワンバ

2011年01月15日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
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まだ読んでない本であるが、心に響いた本であるので紹介したいと思います。

風をつかまえた少年
ウィリアム・カムクワンバ,ブライアン・ミーラー
文藝春秋


この本のことは、朝日新聞の新紙面「GLOBE(グローブ)」で知りました。
朝日新聞朝刊に時折、真ん中に挟みこまれた、紙ざわりの違う白っぽい新紙面があるのには。以前から気がついていましたが、なかなか全部それを読むこともなかった。

今日は。古い新聞を片づけていて、ふっと読む気になったのだが・・・。(2011/1/10版)        
きっと、見出しの“「私にもきっとつくれる」。風車の写真を見て思った” にひきつけられたのであろう。

記事の出だしは、「アフリカ南東部の国、マラウイで、14歳の少年が発電風車をつくった。・・・・」
です。内容は、本の紹介というよりは、著者とのインタービューの形を取っていて面白いです。

著者:ウィリアム・カムクワンバさんは、家計が苦しくなり中等学校を中退したのですが、いつか学校に戻りたかった。で、復学できるように自分で勉強することにした。選んだのは地元の図書室での勉強というか本を読むこと。

もともと10歳のころから、ラジオの中がどうなっているのか気になって分解して壊してしまうという好奇心の強い性格らしかったが、「物理学入門」・「エネルギーの利用」等の科学書を読んだことから風車を作ろうと思うようになったらしい。
     (ラジオは壊れたが、修理ができるようになったというから分解することは無駄ではなかったのだ)

2002年に高さ約5メートルの風力発電を自宅の側に建てた。地元紙の報道やブログ等により世界中に知られて、その後はサクセス・ストーリを生きはじめ現在はアメリカのダートマス大学で学んでいるようである。


      著者の窓辺⇒January 24 , 2011に新しい記事がUPされたました。リンクからどうぞお読みください。
上記の「GLOBE(グローブ)」の記事については、『著者の窓辺』から読めますが、現在はまだアップされていないようである。過去の記事がたくさん載っています。UPされているか、ときどき覗いてみてください。とても面白いです。

さて、風信子は読書好きで文系の脳みそであると思っていたが、よく考えると子供のころは目覚まし時計を分解して元通りにするのに難儀したりしていた。案外、理系の脳みそも持っているのかも・・・。()

ウィンドウズ98SEを買ったときにも、コントロールパネルのファイルを開けていって中身がどうなっているのか知りたかったりした。さらに、シスアド講座を聞いてハードウェアの言葉の知識を得ると、実際にパソコンの箱を開けて中身がどうなっているのかも知りたかった。そういう願望は今でもある。夢だが、いつか『パソコン整備士講座』などでハードを実際に触ってみたいものだ。(年だからとか考えるより行動しよう)

 クリックしてくださいね。

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風信子の☆ 好きな本の紹介。11月23日 『孤独の力』 著者:齋藤 孝

2010年11月23日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
本日、紹介する本は『孤独の力』です。
孤独のチカラ (新潮文庫)
齋藤 孝
新潮社


なぜ読書が好きなのと問われても、うまく説明できないのだけど・・・。

言い得て妙と少なからず嬉しかった。

~これからは、本文のP125からの引用です。

『読書は死者の世界へ旅すること』
書物というのは大変不思議なものだ。本来出会うはずもなかった、死んでしまった人が、いたこの形で自分に語りかけてくれるのだから、それだけで興味深い。
 
私はいま流行りの小説より古いものを読むのが好きなので、幸田露伴樋口一葉式亭三馬を読む。すると、『ああ、いたこが来て語ってくれている』と思うのである。・・・

風信子の☆ 好きな本の紹介  11月22日 『今あるガンが消えていく食事』 著作:済陽 高穂 

2010年11月22日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪

本日 紹介する本は『今あるガンが消えていく食事』です

今あるガンが消えていく食事 (ビタミン文庫)
済陽高穂
マキノ出版

消化器外科医として30年もの間、手術にたずさわってきた方の説く話だけに、深くうなずける。
先生の説く、『ガンの食事療法の基本方針』とは、次の8項目。

  1. 限りなく無塩に近い食生活。

  2. 動物性(四足歩行動物)たんぱく質・脂肪の制限。
  3. 新鮮な野菜と果物の大量摂取。

  4. 胚芽成分および豆類の摂取。

  5. 乳酸菌、海藻、キノコの摂取。

  6. ハチミツ、レモン、ビール酵母の摂取。

  7. オリーブ油、ゴマ油の活用。

  8. 自然水の摂取+禁酒・禁煙 


    ただし、6番目のハチミツは、品質のよいものを選ぶ必要がある。とのこと。
    ニュージーランド産の「マヌカハチミツ」がよいとのことです。
  9. マヌカハニーUMF15+250g
    コンビタ
    コンビタジャパン

ポイント有効期限は本日まで!

2005年09月01日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
フリーメールを使っていて、そっちはもっぱら広告や宣伝がはいってくるようにしている。くじで有名な『フルーツメール』なども登録しているのだけど、なかなか暇がないからクジをひきにいけないのだ。他の人たちはこまめにクジを引きにいくという、人気のある、すぐれもののサイトらしいのだが。もったいないのかなあ。

で、無料のホームページを作らせて貰っているところからも広告メールが入ったり記念にポイントをくれたという連絡が入る。ネットショップでのお買い物などにご利用いただけますとあったが、ほったらかし。

スルト、1000ポイントの有効期限が8月31日の本日で切れます。本日中にポイントを使ったお買い物をお楽しみください。というメールが来ているのに当日の夕方に気がついた!!

お、惜しい。これは何かをゲットしなければ!!!
・・・ではあるが。いったい何を欲しいの? という感じで、それを決めるのはむつかしい。早速、サイトのお店をのぞきに行った。ずらーっと並んだネット商店街をみて歩く。エート、なになに、超人気のスイーツ(お菓子、ケーキ)だってえ。

今、そんな気分ちがう。和菓子をたっぷり食べて食傷ぎみ。普段、買わないものにしよう。そうだ、ゲームソフトにしよう。パソコンで飼う熱帯魚とか、リアルな水槽のなかをゆっくり泳ぐクラゲとかがいいなあ。

だが、悲しいことに、それらの水槽ゲームは1800円であった。これは、やはり千円以内で収めなければ。今回はあきらめるぞ。絶対に無駄な追加出費はしないのだ。

アタシが欲しいものといったら、本が一番。普段は、夫がこまめに自分のお小遣いから雑誌や文庫本を買ってくれる。自分でも、PC雑誌や文庫本を買う。今、一番、飼って見たいものは、やはり電子本ではなかろうか。よし! コミックや文庫本を電子ブックで買ってみよう。

と、パソコンに電子ブックをダウンロードすることに。一冊300円とかで漫画、買える。たくさんある著名な作家から歴史物ジャンルを選んで、里中満智子先生の奈良時代ものを№1、№2、№3と、三冊も選ぶ。ふふふ。欲しかったシリーズだわい。

え?え・え? なにい。ブロードバンド対応でないとダウンロードできませんって! 推奨2000以降。じゃあ、Win98のアタシのPCでは落ちてこないわけえ~。ガックリ・・・。

それなら、わかった。1度、携帯で暇つぶしに漫画よみたかったんだ。小説でもいいし。昨年、機種変更したwinシリーズなら、読めるわよね。早速、挑戦! 電車の中で読むのに携帯なら軽いしね。

だが、あ~ 
その機種では、対応できません。ダウンロードに対応しておりません。なんと、内蔵のカメラではビデオも写せるというコンパクトながら優秀だと信じておったのにい。なんということだ。  
というわけで、最後の手段。コミック三冊をゲットして配送してもらうことになったのだあ。時間は、もはやあと15分で9月になるという切羽詰った状態だったので、里中満智子シリーズにはたどりつけず、青地保子先生の名作『イブの息子たち』という、奇想天外コメディを依頼した。手続き終わった時、23時49分。

やっと間に合ったア。
翌、9月1日の15時に出荷しましたという連絡が入り、夜には届いてしまった。24時間かからなかったわけだなあ。(なお送料が400円かかるのだが、5月に九州の実家の親が入院したときに病院の近くにホテルを取った。このときのポイントが170点あったので、それも使い、残り230円は郵便振替で後払いである)

さあてと、寝ながら読もうっと♪ 



今朝のはいく(無季あるいは川柳、あるいは五行詩)

2005年07月04日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
雨の日に
駅でる車
妻ひとり

(やあやあ~。
夫が月に一度の胃の検診に行く日。
バス停から離れているし、雨だしタクシーを
使うというので便乗してJRの駅まで送って
貰うことに。
出かける時間には激しい雨模様。これは
ラッキーと思いきや駅近くで渋滞。
その道路は普段は込まない路線。
時間的にもマダ早い時間帯だ。
しかし西武デパートのあたりに入る前に
信号で進まなくなった。あ~あ。走らないと
間に合わなくなった。
高台の住宅街から妻が夫を乗せて車が次々に降りてくる。
その頃って一番、充実した時代なのね。
夫を送り、子供を送り飛んで帰って、自分はバスで出勤。
だから込むのも早いわけだ。

夫、感謝しているのかな?
エ、家を買う時の約束だったって。
モウ、それはともかく。12時廻ってのお迎えは
勘弁してほしいワ。
タクシーにしてって声もあったわよ。


「完全自殺マニュアル」 鶴見 済 著作

2005年06月19日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
さて、書架に並べるにはふさわしくないという意見を4つ並べますね。

第一は、この本が自殺幇助となってしまうからです。
決して本自体は自殺を勧めているわけではないのですが、現実にこの本を読んで自殺ということは起こっているのですから書架には並べるべきでない。

第二は、図書館は資料を選択して、どのような本も利用の提供をしていますが、図書館協会が1974年にだした図書館の自由に関する宣言のなかにも、第二、図書館は資料提供の自由を有する。1、提供の自由は、次の場合にかぎって制限することがある。これらの制限は、極力限定して適用し、時期を経て再検討されるべきものである。とし、人権プライバシーを侵害するものはこの限りではないといっている。これからみると、「完全自殺マニュアル」は人の生きる権利を侵害している。あまりにも問題ありである。

第三、各地の市町村で有害図書に指定されているものを提供するということはどうであろうか。有害図書は外すべきである。あまりにも内容がおそまつであり図書館の良識を疑われる。

第四、・・・うーむ。眠い。残りは思いつかない。誰か考えつかないでしょうか。

本、見つかった!

2005年06月11日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
6月11日、司書の講習が終わったあと、地下鉄を降りて阪急梅田の紀ノ国屋に行ってみた。

各教科の先生方が、それぞれ色々な参考図書を紹介してくれる。
しかし、膨大な書籍になるので全部を読むこともできない。
気になる本は買ってしまおう。新書や文庫なら。あまり固くない本に限り。

ひとつは『指と耳で読む』本間一夫著。日本点字図書館を作った方だと言う。リクエストに応えてアンコール復刊・岩波新書とあった。嬉しいなあ。

あとひとつはアメリカのSF作家レイ・ブラッドベリが描いた小説『華氏451度』である。本を読むことも所持することも禁止された未来都市。主人公は、焚書官なんて本を密告や投書により、家宅捜索をして本を捜しだし火炎放射器で焼き尽くす係りだ。早川文庫なんて買うのは久し振りだなあ。

月曜日は、この禁書・焚書をテーマに講義を午前中に聞いてから、1966年に作られたイギリス映画『華氏451』を観る予定だ。






ひやしんすの☆好きな本の紹介♪ 5月30日 『パイプのけむり』 團伊玖磨 著作

2005年05月30日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
今日の朝日新聞の夕刊に、『パイプのけむり』中国版を喜ぶ という記事があった。
中国の作家、余 秋雨氏が書いた記事だ。『パイプのけむり』は5月に中国で『煙斗随筆』として翻訳・刊行されたらしい。

よかった。お気に入りのエッセーを思い出した。とても楽しみに読んだ本であった。ユーモラスで、今読んでも遜色がない。

今、日中関係はとても冷え込んでいるけれど、余さんが書いているように、素直なこの散文が、中国の読者の心を融かすことを願う。