前夜ではお伝えできませんでしたが、今日は風信子が毎月通う美容院のオーナーの話を受け売りで書きます。
その前に、高槻市がHP上で報告している文書を載せます。
この文書では、「~さらに文部科学省の依頼(平成 14 年 7 月 31 日)に基づき~」とあり、国からの校舎の耐震工事要望が随分と古いことが分かります。
そして、東日本大震災後の国は更に耐震診査と耐震工事を早期に達成するように要請しています。
いや、その前に、2008年5月12日に中国で四川大地震が起こって現地の学校が倒壊したことにより、国は危惧して全国の公立学校の校舎の一斉調査、改善を要望したはずです。
どうも高槻市は、過去の市長さんが在任中の業績作りのために、都市開発のような目立った工事へ関心が向き、「児童・生徒の安全」、「地域住民の安全」にかかわる重大なことへは予算を振り向けてこなかったような気がします。学校施設ばかりではなく、高槻市民会館の建て替え工事が頓挫しているのも一分そのせいかと思われます。
詳しくは、茨木市の方のブログ記事にて紹介されています。
「校舎倒壊の危険…なぜ耐震改修を急がない!」 ビジネスマン育成塾 2008年8月15日 (金)記事
の記事を読むと、どこの地方自治体も「今後検討する」と先送りを続けてきたことが判ります。
10月16日になって更新いたしました。m(__)m
風信子が、10月初めに美容室へいってオーナーと世間話をしたおりです。
オーナーには貴重な話を今までに色々と聞いてきたので、今回も参考になる話を手に入れたいものだと考えて、
「高槻市の小中学校の耐震工事についての話を知ってますか」
と尋ねたところ、
「いいえ、何かあったのですか。」
という答え。
「高槻市では耐震工事を先ずは各学校の体育館から始めて、それがようやく終わったので学校の校舎を耐震工事を進めているんです。」
「ああ、体育館は何かの時に避難場所になりますからね。学校校舎も早くしておかないと、地震等のときに避難場所たりなくって大変ですね。」
「それが、いざ耐震工事を始めてみたら校舎を新築した当時に鉄筋の数を減らしていたという手抜き工事が見つかって市議会でも大問題となっているんです。」
「ああ~。」
「驚いた事に、手抜き工事の業者は今回の耐震工事にも入札参加をしてて、落札となり工事に参加しているという話なんです。酷いでしょう」
「でもねえ。風さん。事はもっと奥の深い問題を抱えていますよ。耐震工事以前の問題ですよ。そもそも耐震診断そのものが正直きちんとなされているかどうか。ソレは分からないんです。」
「えっ」
「実際あったんですよ。全ての耐震診断をおこなわずに、別の個所の書類をコピーして間に合わせたというような悪質な手口が…。」
そういえば、8月の末位に新聞の情報ででていたような…。帰宅して調べたらコレだった。
「例として話ますが、たとえばですね、仮に豊中市としましょう。ここが耐震診断を業者に依頼して調べて貰ったとする。ところが、全部きちんと調べずに余所で調査した分で間に合わす。というような事をしてるんですよ。それも、絶対、ばれるのは氷山の一角です。」
オーナーの厳しい指摘であるが、考えてみたら分かることであった。実際、耐震診断がまっとうなものであるかどうかは素人には判断できないのである。
「風さん、大阪府内で一番、学校の耐震工事が進んでいるのは何処の市町村か知ってますか?」
「いいえ、知りません。」
「隣の茨木市です。」
「へえ~。」
「茨木市は市長が、例の東北の大地震もあり耐震工事を早期にしてしまわなければ大変だと考え、て一人の人間を抜擢して任せることにしたんですよ。その人物が若いけどしっかりしてましてね。独自判断で工事の優先順位を人口密度の高い処から始めると決めて、どんな横やりが入っても聞き入れない。普通は倒壊の危険度が高い校舎を持つ学校から始めますよ。」
「ところが彼は考えた。学校は災害時には避難場所になる。倒壊する危険度順に工事をしていったら実際、大地震がいつ起こるか分からないのに、間に合わない。」
「倒壊の危険度が高くても、人口密集地の学校でないのであれば後廻しにする。そう決めたんです。」
「だから、人口密集地の校区の学校の中での危険度の高い校舎を優先して耐震工事をおこなう。」
「考えが、災害医療において、負傷者を助ける順番であるトリアージという考えに似てますね。」
「まさにトリアージです。」
「でね。風さん。彼は一切の横やり、ごねには聞く耳をもたない。更に良い事には、建築業界のドンのような男気がある人物が茨木にはいて、上手に工事関係者を取りまとめてくれるんだそうですよ。」
「その彼が言うには、高槻市からもアドバイスをもとめて茨木市役所にやってきた。ところが驚いたことには高槻市は、担当が大勢いて大勢きたからビックリしたと。小学校担当。中学校担当で分かれているんだと。そうじゃないんです。担当者は一人でいいんです。なんで一人で出来ないんだろうと不思議がっていました。」
うーん。確かに一人で担当すれば風通りが良いのかも知れない。
高槻市ではどうだったのだろう。以前、市会議員さんが質問していた。
「どういう見解で、耐震工事を始めているんです あちこちと校区がばらばらに工事されていますが、教えてください。何か考えがあるんですか。」
それに対する答えは明確なものではなかったようだ。
色々と事情があるのだろうか。
茨木市まで行ってアドバイスを受けたのであれば、医療部門の「トリアージ」の方法に基づいて施工していますと答えたらよいのだろうが。
他の風信子のツイッターまとめ。(ツイログ)http://twilog.org/hyacinth_haru
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その前に、高槻市がHP上で報告している文書を載せます。
この文書では、「~さらに文部科学省の依頼(平成 14 年 7 月 31 日)に基づき~」とあり、国からの校舎の耐震工事要望が随分と古いことが分かります。
そして、東日本大震災後の国は更に耐震診査と耐震工事を早期に達成するように要請しています。
いや、その前に、2008年5月12日に中国で四川大地震が起こって現地の学校が倒壊したことにより、国は危惧して全国の公立学校の校舎の一斉調査、改善を要望したはずです。
どうも高槻市は、過去の市長さんが在任中の業績作りのために、都市開発のような目立った工事へ関心が向き、「児童・生徒の安全」、「地域住民の安全」にかかわる重大なことへは予算を振り向けてこなかったような気がします。学校施設ばかりではなく、高槻市民会館の建て替え工事が頓挫しているのも一分そのせいかと思われます。
詳しくは、茨木市の方のブログ記事にて紹介されています。
「校舎倒壊の危険…なぜ耐震改修を急がない!」 ビジネスマン育成塾 2008年8月15日 (金)記事
の記事を読むと、どこの地方自治体も「今後検討する」と先送りを続けてきたことが判ります。
10月16日になって更新いたしました。m(__)m
風信子が、10月初めに美容室へいってオーナーと世間話をしたおりです。
オーナーには貴重な話を今までに色々と聞いてきたので、今回も参考になる話を手に入れたいものだと考えて、
「高槻市の小中学校の耐震工事についての話を知ってますか」
と尋ねたところ、
「いいえ、何かあったのですか。」
という答え。
「高槻市では耐震工事を先ずは各学校の体育館から始めて、それがようやく終わったので学校の校舎を耐震工事を進めているんです。」
「ああ、体育館は何かの時に避難場所になりますからね。学校校舎も早くしておかないと、地震等のときに避難場所たりなくって大変ですね。」
「それが、いざ耐震工事を始めてみたら校舎を新築した当時に鉄筋の数を減らしていたという手抜き工事が見つかって市議会でも大問題となっているんです。」
「ああ~。」
「驚いた事に、手抜き工事の業者は今回の耐震工事にも入札参加をしてて、落札となり工事に参加しているという話なんです。酷いでしょう」
「でもねえ。風さん。事はもっと奥の深い問題を抱えていますよ。耐震工事以前の問題ですよ。そもそも耐震診断そのものが正直きちんとなされているかどうか。ソレは分からないんです。」
「えっ」
「実際あったんですよ。全ての耐震診断をおこなわずに、別の個所の書類をコピーして間に合わせたというような悪質な手口が…。」
そういえば、8月の末位に新聞の情報ででていたような…。帰宅して調べたらコレだった。
「例として話ますが、たとえばですね、仮に豊中市としましょう。ここが耐震診断を業者に依頼して調べて貰ったとする。ところが、全部きちんと調べずに余所で調査した分で間に合わす。というような事をしてるんですよ。それも、絶対、ばれるのは氷山の一角です。」
オーナーの厳しい指摘であるが、考えてみたら分かることであった。実際、耐震診断がまっとうなものであるかどうかは素人には判断できないのである。
「風さん、大阪府内で一番、学校の耐震工事が進んでいるのは何処の市町村か知ってますか?」
「いいえ、知りません。」
「隣の茨木市です。」
「へえ~。」
「茨木市は市長が、例の東北の大地震もあり耐震工事を早期にしてしまわなければ大変だと考え、て一人の人間を抜擢して任せることにしたんですよ。その人物が若いけどしっかりしてましてね。独自判断で工事の優先順位を人口密度の高い処から始めると決めて、どんな横やりが入っても聞き入れない。普通は倒壊の危険度が高い校舎を持つ学校から始めますよ。」
「ところが彼は考えた。学校は災害時には避難場所になる。倒壊する危険度順に工事をしていったら実際、大地震がいつ起こるか分からないのに、間に合わない。」
「倒壊の危険度が高くても、人口密集地の学校でないのであれば後廻しにする。そう決めたんです。」
「だから、人口密集地の校区の学校の中での危険度の高い校舎を優先して耐震工事をおこなう。」
「考えが、災害医療において、負傷者を助ける順番であるトリアージという考えに似てますね。」
「まさにトリアージです。」
「でね。風さん。彼は一切の横やり、ごねには聞く耳をもたない。更に良い事には、建築業界のドンのような男気がある人物が茨木にはいて、上手に工事関係者を取りまとめてくれるんだそうですよ。」
「その彼が言うには、高槻市からもアドバイスをもとめて茨木市役所にやってきた。ところが驚いたことには高槻市は、担当が大勢いて大勢きたからビックリしたと。小学校担当。中学校担当で分かれているんだと。そうじゃないんです。担当者は一人でいいんです。なんで一人で出来ないんだろうと不思議がっていました。」
うーん。確かに一人で担当すれば風通りが良いのかも知れない。
高槻市ではどうだったのだろう。以前、市会議員さんが質問していた。
「どういう見解で、耐震工事を始めているんです あちこちと校区がばらばらに工事されていますが、教えてください。何か考えがあるんですか。」
それに対する答えは明確なものではなかったようだ。
色々と事情があるのだろうか。
茨木市まで行ってアドバイスを受けたのであれば、医療部門の「トリアージ」の方法に基づいて施工していますと答えたらよいのだろうが。
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