本日の昼食は長野駅ビル「MIDORI」にあるナカジマ会館で天ぷらそばを食べました。一時期途絶えましたが見事に復活した伝統のある駅そばです。
ナカジマ会館の「天ぷらそば」ですのでいつ食べても旨いのは当たり前です。長野駅ホームで食べた昔と変わらぬ天ぷらとだし汁は遠い昔を思い出させます。知らない世代の方も増えましたが、ナカジマ会館と言えば長野駅の構内営業の重鎮で在来線ホームに立ち食いそば店を出店していました。また駅弁も各種売ってました。
このナカジマ会館の「そば」を食べると在来線特急あさま号を思い出させます。当時は、長野から上野まで特急あさま2号を除けば朝の列車は辛うじて3時間を切って運転していました。長野を出る前に小腹を満たすには「駅そば」がちょうど良い分量でした。上野に着けば上野公園下に「じゅらく」もありましたし、秋葉原まで行けば豪華に万世で昼食も摂れました。せっかくの上京ですのでなるべく空腹状態で上野に着いて東京で美味しい物でも考えると、やはり長野駅で駅そばを食べておくのが得策です。
と言うことで、国鉄色特急あさま号の時代から東京へ行く前には「駅そば」が定番でした。在来線特急時代は車内持ち込みOKでしたので、冬場の特急あさま2号や4号に乗るとどこからともなく車内に駅そばの香りが漂っていたのを覚えています。今は長野駅ホームで食べることはできませんが、ナカジマ会館の「天ぷら」そばを食べるとそんな事を思い出します。
ちなみに生まれて初めて外食としてステーキを食べたのは、小学3年のときで秋葉原の「万世」でした。でも、一番強烈に印象に残っているのは小学4年の時に上野の高架下で食べた焼肉でした。あまり詳しくは書きませんが、場所がら何もかもが強烈で印象に残ってます。こういう世界もあるんだな。と。そんな上野の高架下も様変わりしてしまいました。それから特急あさま号に乗って上京した機会は数知れず、朝の特急あさま号に乗った時に上野まで小腹を満たしてくれたのがナカジマ会館の「駅そば」でした。
今でも長野総合車両センターの片隅に特急あさま号に使用された189系電車が保管されています。敷地外から自由に見ることができます。願わくばもう一度189系電車を見ながらナカジマ会館の駅そばを食べたいと願っています。遠い昔を思い出しながら・・・。