3月28日。YMO坂本龍一氏がお亡くなりになりました。ここに哀悼の意を捧げます。
3月12日に「ラストエンペラー」が放送予定とあり、久々観てみたくなったので録画予約をしていました。
4月になって種子屋の繁忙期真っ只中、なかなか観る時間が無かったこの映画。
坂本氏のご逝去の一報が入ってから、早く観なくてはと想いを馳せながら作品を鑑賞。
もう何回も観ているはずなのに、若かりし頃と今観るのとは、全く違う作品のように私には映りました。
独身時代、私は2度この紫禁城を訪れた事があります。
テレビでは映されない数々の場所、西太后が住んでいた所や各部屋の様子が今、朱色の建物と共に鮮やかに甦ってくるようです。
坂本氏作曲の挿入曲も、時代背景にマッチしていて、2時間半もの放映時間があっという間に感じました。
坂本氏は東日本大震災の時に、被災者の方々に寄り添い、音楽を通して力を与えて下さいました。
ふとその事を頭に浮かばせながら映画を観ていたら、いつの間にか涙が溢れていました。
早朝、町に出ればチャリンコ🚲️(自転車)が一斉に走り回っていた当時の中国。
時代は変わり、今は当時の跡形も無く大都市に変貌してしまったのだろうか。
映画を観終わった後、ふと寂しさがよぎる私でした。
