ここのところ、気持ちの良い晴天が続いています。
山口消防では、定期的に 消防団と常備消防が合同で訓練をしています。
災害も規模が大きくなると、周辺の複数の分団と常備消防が協力して
対応に当たるので 日頃からの訓練が欠かせません。
山口市では、2か月ほど前に大規模建物火災が発生し、常備消防を中心に
周辺の多数の消防団が出動して、ようやく6時間後に鎮火した事例もあります。
さて今回は、阿知須分団・井関分団・佐山分団の3分団が参加。
実戦的な内容になっていますので、いい勉強になります。
せっかくの日曜日にもかかわらず、阿知須分団からは16名の精鋭が参加!!
気合が入っています!!
場所は、南消防署阿知須出張所の屋内外訓練場ですね。
まずは、座学から。
『 自然災害教養、机上トレーニング 』
各種災害の基礎知識と対応を学びます。
続いて、『 セルフレスキュー 』
ロープワークの基礎から、実際にやってみます。
最も基本になる、巻き結び。
この他、もやい結び・本結びと実際にやってみます。
ロープワークは、応用範囲が広いんですね。
こうした結び方を知っていると、消防に限らず 日常生活でも役に立つし、便利ですよ。
次は、いよいよ 実際に水を出しての訓練です!!
まずは、ポンプ車の吸管(水を吸うホース)にキズが無いか 真空テスト。
OKです!!
ポンプ、異常なし!!
訓練ですので、ホース10本と1本をポンプ車から同じ圧力で送水して、
実際の水量を確認。
手前が10本、奥側が1本のホースを経由しています。
当然、ホースが多い方が損失が大きいので 水圧の差となります。
機関員は、こうした損失を考慮しながら 安全・確実に しかもすばやく放水
しなければなりません。
基本的に、現場まで機関員がポンプ車の運転をしますので、
現場を確認し、水利をどこから取るか判断し、どこに車を止めたらベストか
決めるわけですね!
まあ・・・・、サイレンを鳴らして緊急走行しながら火災現場に到着すると、
当然ながら 周辺は騒然とした雰囲気になっています。
こんな状況の中での活動になりますので、冷静さが必要ですね。
私も、長く機関員をやっていましたので 少しはその苦労が分かるというもんです。
けっこう、大変なんですよ。
なにしろ、火災現場に行って 「水が出ない!!」じゃあ・・・話になりませんから。
ポンプ車、OK。
次は、小型ポンプ。通称、可搬。
持ち運べるところから、こう呼ばれています。
可搬もOK!!
こうして、合同訓練が無事に終了しました。
阿知須出張所の署員のみなさんには、講師役、並びに指導をいただき お疲れ様でした!!
たいへん有意義な訓練でしたので、今後の活動の糧になります!!