こちらは、6階建てのマンションです。
築22年になりますが、新築時に当店がエアコンを48台一括受注し、自社で取り付けしました。
思えばもう、あれから22年も経つんですね・・・・。
当時、夏の暑い盛りに 大汗を流しながら取り付けしたのが ついこの間のような気がします。
あの時取り付けたエアコンを、22年経って こうして店長と取り換える日が来るなんて、
感慨深いものがあります。
こういうのを、『感動して、涙が、チョチョ切れる!!」と、言うんですかね。
考えてみれば、たいへん有り難い事です。
しかし今は、そんな感傷に浸っている場合ではありませんね。
だいぶ古くなってきていますので、故障したら 修理はまず無理です。
部品の供給がありませんので。
そのつど、新しいエアコンに取り換えるしか方法がありません。
ということで 本日は、2台交換します。
室外機は、壁掛けですが 金具もかなりサビており、やはり年月を感じます。
店長と二人で、手際よく取付します。
とりあえず、試運転をしながら様子を見ているところです。
新しく交換した室外機は、床置きにしました。
配管のテープ巻きも、最後までキッチリ巻いてあります。
当然ですが、真空ポンプとゲージマニホールドを使って 真空引きをしました。
夏の繁忙期になると、真空引きの工程を省略する業者さんが多いですね。
1日に、無理をして何台も取り付けようとすると、そんな工事になるんでしょう。
「安かろう悪かろう。」とは、このことです。
繁忙期は、当店も もちろん取り付けに大忙しですが 時々、隣り合った別々のお宅で、
他社と ほぼ同時に工事する事があるんですね。
お互い、同業者ですから 横目でチラチラ見ながら、作業します。
光景が、目に浮かぶでしょ?
そうすると、相手方は やたら早いんですよ。
こちらが、真空ポンプを準備していると、もう終わっていますね。
「プシュ!!」で、終わりですから。
「プシュ!!」の意味は、街の電気屋さんなら、お分かり頂けると思います。
こちらは、これから真空ポンプを廻して、さらにガス漏れのチェックをする訳ですから、
30分から40分の作業時間の差が出ます。
しかし早ければ、良いってもんじゃあ ないですよね。
この工程で手抜きをすると、エアコン本来の能力を発揮できないだけでなく、
商品の寿命も短くしてしまいます。
ここのところは、案外 お客様はご存じないので、しっかりご説明するように心がけています。
大事なポイントですから。
さて、話が長くなりましたが、試運転の結果もOK、バッチリです。
4月から、新しい方が入居されますので 持参した掃除機で掃除しながら最終確認。
取付、無事終了しました。
いつも当店にご依頼いただき、まことに有難うございます。