ポーランドの北東部に位置するヤノフ村に伝わる伝統的な織物です。
18世紀後半から
農家の女性たちの間で継承されてきた二重織りの絵織物
ウールで織って縮絨すると柔らかい雰囲気に仕上がります。
動植物、生命、暮らし、幾何学‥などそのモチーフは生活そのものです。
写真は「花咲く木にとまる鳥」と題され、豊穣と命と幸福がテーマのものです。
ろくろ機、筬5/㎝(引き込み2本)
ウール 7.5m/g
左から「フラニツカの5匹の猫」「花を持つ少女」「立派な角を持つヘラジカ」
綿糸(紡績糸2.8m/g)筬5/㎝(引き込み2本)
資料本では4/㎝の筬を使用していたので、見本よりかなり縦長の絵柄になってしまいました
はじめての作品でした
小さな額入れから大型のタペストリーまで、テーマは素朴で暮らしに密着した身近な絵織物
いつまでも眺めていたくなる、素敵な織物です。
参考資料
誠文堂新光社出版 ポーランドヤノフ村の絵織物