Rー50人生100年時代の私のライフデザイン。定年後の定年のない人生。終身フリーランス。

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R-50 ライフデザイン:「裕次郎、やめるってよ」(8)- 裕次郎からの電話

2024年06月22日 18時10分37秒 | 裕次郎やめるってよ
xxできるだけ「裕次郎、やめるってよ」(1)から読んでほしい。これは中高年の再就職物語。
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「辞める」「辞めない」の言葉が裕次郎の口からときどき出るようになった。

体がきついので在宅勤務にさせてくれと会社に願い出たが「試用期間中」であることもあり断られたそうだ。

裕次郎の場合は、三か月の試用期間中であった。

試用期間の途中で辞めた場合、紹介してくれた会社への紹介料(通常、年収の20~30%)はなくなる。

粘り強く交渉を続け、在宅勤務が認められたのが3月後半だった。

一方、会社は試用期間を6か月まで延長することを要求。裕次郎はこれをのんだ。

しかし、本当はその話が出たら辞めると決断していたらしい。

大手企業にいた裕次郎のプライドが傷つくのだ。

在宅勤務のある日、私の携帯に裕次郎から電話が入った。

「心臓がドキドキして止まらない。ニトロを飲んだ」

ストレスで自律神経がやられたのか。それにニトロを持っているということは心臓に持病を抱えていたということ?

それとなく聞いてみると「前に、心臓の病気になったことがあり、その残り」とのこと。

「奥さんもいないのなら救急車呼んで病院に行った方がいいよ」

「もう少し様子をみる」

そんな会話をした後、一時間後くらいであったろうか、

「やはり救急車を呼んだ。申し訳ない」

二日ほど裕次郎は入院。

退院後、退職することを会社に通知。

入社4か月目のリタイヤであった。

愛されるキャラの裕次郎が、退職に至ったのはなぜか。

60歳台半ばともなれば人間関係や仕事の対処法は分かっているはず。

入院までしなければならなくなったストレスの原因は?



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