強みに集中せよとの格言は常に正しい。
組織は多角化していないほどマネジメントがしやすい。
単純であれば明快である。
全員が自らの仕事を理解し、自らの仕事と全体の業績との関係を知る。
活動を集中する。
期待を明確に規定することもできるし、成果を評価することもできる。
問題も少なくなる。
複雑になれば、原因を突きとめることが難しくなる。
複雑さはコミュニケーションの問題を起こす。
マネジメントの階層が増え、書類と手続きが増え、会議が多くなり、意思決定が遅れる。
多角化を調和させ、一体性を保つための方法は二つしかない。
一つは、共通の市場のもとに、事業、技術、製品、製品ライン、活動を統合し、それによって高度に多角化しつつ一体性を保つことである。
もう一つは、共通の技術のもとに、事業、市場、製品、製品ライン、活動を統合し、それによって高度に多角化しつつ一体性を保つことである。
:「マネジメント 課題、責任、実践」
大企業病の多くの会社は、市場への貢献よりも社内の問題解決に大事な資源が取られている可能性が高いと思われる。
シンプルにすること、一体性を保つこと、コミュニケーションを構築すること。