【創業は易く守成は難しの解説】
【注釈】 | 何事であっても、物事を新しく始めることは容易だが、すでに出来上がっている事を引き継いで、衰えないように守っていくことは難しいということ。 「創業」とは、新しく事業を始めること。 「守成」とは、築き上げたものを守り続けていくこと。 唐の太宗が側近に「帝王の業は創業と守成と、どちらが難しいか」と尋ねたときに、房玄齢は「創業が難しい」、魏徴は「守成が難しい」と答えた。 それに対して太宗が「創業の難事は過去のこと。今は守成の難事にあたろう」と答えたという故事に基づく。 国家を建設することよりも、それを維持することのほうが難しいという意からできたことわざ。 |
【出典】 | 『唐書』 |
【注意】 | 「創業は易く守勢は難し」と書くのは誤り。 |