生きるのに努力を要する時間、生きるのが苦しい時間のほうがかえって生存充実感を強める。
:「生きがいについて」 神谷美恵子:ハンセン病患者のために生涯を捧げた精神科医
真珠は「痛める貝」に宿るという。
身の内に異物が入ると、貝はその痛みを和らげようとするかのように、異物を包み込む成分を分泌する。
それが幾重もの膜になり、あの美しい真珠ができるそうだ。
人生にもまた、さまざまな起伏がある。
今、悩みのただ中にある人がいるかもしれない。
だが、試練や苦悩という「異物」があるから、祈り、励まし合い、心を磨ける。
懸命に努力した歩みこそが美しい「膜」となり、人生を宝石のように輝かせる。
:名字の言